出版社を探す

決定版 皇室論 - 日本の歴史を守る方法 -

著:倉山 満

紙版

内容紹介

旧皇族の男系男子孫の皇籍取得はどうすれば実現できるか?

皇室の歴史は日本の歴史そのもの。先例を学べば答えはみつ
かる、日本を守るために何をすればいいかがわかる一冊

皇室についてお話をする際には、大原則を共有しておく必要があります。さもないと無限大
に会話が通じなくなりかねません。最低限の価値観を共有していないと話ができません。
そこで最初に、皇室について話をする際の大原則を、四つ確認しておきます。
第一に、「本来、他人の家について語るのは失礼である」ということ。
第二に、「皇位の〝安定的〟継承など、絶対に子供が生まれる技術が存在しない限りありえない」ということ。
第三に、「皇室について語る際は先例に基づくべし」ということ。
第四に、「日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じる」ということ。


■皇族が一人もいなくなる危機があった~
■「日本の歴史が終わる!」という危機感の中で……
■なぜ「女系天皇容認論」が飛び出したのか
■悠仁殿下はお命をも狙われている!
■有識者会議でどのような議論がなされたか
■秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人々
■知っておくべき皇室の系図
■~Yahoo!コメント欄で好き勝手言って良い話ではない~
■そもそも男系と女系
■秋篠宮家バッシングの本質
■誰も注目しなかった秋篠宮殿下のご発言
■「警告する権利」「激励する権利」「相談を受ける権利」
■男系は直系に優先するのが皇室の伝統
■何十年も先の話を今から必要とする皇室
■「五世の孫」の原則 
■「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得

目次

第一章 皇位継承を語る際の大原則
  ~Yahoo!コメント欄で好き勝手言って良い話ではない~
 四つの大原則
 そんなに「安定的」継承をやりたいなら世襲をやめるしかない
 何よりも先例を尊ぶ皇室
 「五世の孫」の原則

第一章補講 知っておくべき皇室の系図
 《戦前日本人は「畏れ多い」と感じた》
 《不敬罪》
 《世界最古の王朝》
 《継体天皇》
 《男系と女系》
 《万世一系》
 系図1 初代神武天皇~第十五代応神天皇
 系図2 第十五代応神天皇~第二十六代継体天皇
 系図3 第二十六代継体天皇~第三十四代舒明天皇
 系図4 第三十代敏達天皇~第四十代天武天皇
 系図5 第三十四代舒明天皇~第五十代桓武天皇
 系図6 第五十代桓武天皇~第七十一代後三条天皇
 系図7 第七十一代後三条天皇~第八十二代後鳥羽天皇
 系図8 第七十七代後白河天皇~第八十八代後嵯峨天皇
 系図9 第八十八代後嵯峨天皇~北朝初代光厳天皇(第九十七代後村上天皇)
 系図10 第九十三代後伏見天皇~第百代後小松天皇
 系図11 北朝初代光厳天皇~第百三代後土御門天皇
 系図12 第百三代後土御門天皇~第百十二代霊元天皇
 系図13 第百八代後水尾天皇~第百十九代光格天皇
 系図14 第百十九代光格天皇~悠仁殿下
 《女帝》
 《「五世の孫」の原則 その一》
 《五世の孫の原則 その二》
 《子供が多すぎても皇位継承は不安定になる》
 《伏見宮家》

第二章 皇位継承問題とは何か
 ~皇族が一人もいなくなる危機があった~
 「日本の歴史が終わる!」という危機感の中で……
 なぜ「女系天皇容認論」が飛び出したのか
 国体護持に命をかけて尽くされた国母さま
 悠仁殿下はお命をも狙われている!
 有識者会議でどのような議論がなされたか
 会議の全体像
 第一回ヒアリング(令和三年四月八日)
 第二回ヒアリング(令和三年四月二十一日)
 第三回ヒアリング(令和三年五月十日)
 第四回ヒアリング(令和三年五月三十一日)
 第五回ヒアリング(令和三年六月七日)

第二章補講 皇室を取り巻く政治の話
 《小泉純一郎》
 《安倍晋三》
 《福田康夫》
 《小泉内閣の福田康夫官房長官(当時)が、雅子妃殿下(現在の皇后陛下)がご懐妊中に解釈改憲》
 《平泉澄》
 《カラカウア家のリリウオカラニ女王》
 《オーストリア継承戦争》
 《秋篠宮ご夫妻がお二人揃って「こふのとり」の歌を詠まれた》
 《小泉首相の誤解》
 《藤原氏の皇室圧迫》
 《有識者会議》

第三章 なぜ皇室を守らなければならないのか
 ~日本の歴史を変えたい御仁がいる~

 秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人々
 秋篠宮家バッシングの本質
 誰も注目しなかった秋篠宮殿下のご発言
「警告する権利」「激励する権利」「相談を受ける権利」
 男系は直系に優先するのが皇室の伝統
 何十年も先の話を今から必要とする皇室
 倣うべき先例とは

第三章 補講 学んでおくべき資料、
 平成二十八年八月八日玉音放送から秋篠宮殿下記者会見、他
 《平成三十年十一月二十二日秋篠宮殿下記者会見》抜粋1
 《平成三十年十一月二十二日秋篠宮殿下記者会見》抜粋2
 《御学問所》
 《皇族の人権》
 《自殺した天皇・皇族》
 《天皇ロボット説》
 《平成二十八年八月八日玉音放送 象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば》
 《バジョットが説いた立憲君主のありかた》
 《Y染色体遺伝子?》
 《側室制度》
 《女性宮家の先例》
 《准皇族》


第四章「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得」と
 「一般人が皇族になる」の比較
 単純な手口で皇位を奪おうとした弓削道鏡の失敗
 先例を熟知し乗り越えた足利義満の手口
 「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得」への五つの反論
  では、どうするべきなのか
  不吉で怖い話に備えよ


第四章 補講「旧皇族」をめぐる問題

《弓削道鏡》
《足利義満》
《杓子定規な先例の再現》
《宇多天皇と醍醐天皇》
《不登極帝》
《現在の旧皇族》
《皇族に対して法の下の平等は適用されない》
《女系への固執からくる憲法違反という批判》
《臣籍降下した後に皇籍復帰した例》

著者略歴

著:倉山 満
憲政史研究家。1973年(昭和48年)、香川県生まれ。(一般社団法人)救国シンクタンク理事長・所長。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士後期課程単位取得満期退学。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。主な著書に、『ウッドロー・ウィルソン全世界を不幸にした大悪魔』(PHP新書)『検証検察庁の近現代史』(光文社新書)『嘘だらけの日米近現代史』などをはじめとする「嘘だらけシリーズ」『13歳からの「くにまもり」』(いずれも扶桑社新書)、『大間違いの太平洋戦争』(KKベストセラーズ)、『バカよさらば プロパガンダで読み解く日本の真実』『若者に伝えたい 英雄たちの世界史』『救国のアーカイブ』(いずれもワニブックス刊)など多数。現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」や「チャンネルくらら」などで積極的に言論活動を行っている。

ISBN:9784847072758
出版社:ワニブックス
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY