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赤と緑

社会主義とエコロジスム

著:いいだ もも

紙版

内容紹介

危機の時代を克服すべく内外の最新諸理論を摂取しつつ赤=社会主義と緑=エコロジスムとの理論的+実践的大合流による人間の解放と社会主義のオルタナティヴを構想する。85年秋「社会主義理論フォーラム」の総括の書。

目次

赤と緑の大合流へ
1 ジャパン・アズ・ナンバーワンとは何か
2 現代資本主義とエコロジー
3 異質の協和(コンゾナンス)のために
4 連合の接点を求めて
5 赤と緑の交差の現時点――社会主義理論フォーラムに即して

社会生態系と近代資本主義
1 現代的虚偽意識としての〈宇宙船地球号〉
2 社会生態系問題としてのエコロジー
3 エネルギー・資源価値説と労働価値説
4 資本論の論理学とマルクス的自然観

著者略歴

著:いいだ もも
1926年、東京に生まれる。政治・文学・思想など多面的領域においてラジカルな論評で活躍。現在、歴史・文化・理論誌『季刊クライシス』(社会評論社)編集長。主著に『プロレタリア世界革命論序説』『なぜ天皇制か』(以上、三一書房)、『現代社会主義再考』『マルクスとコミューン社会論』(以上、社会評論社)、『昭和史再考』(創樹社)ほか。編訳書に『民族・植民地問題と共産主義』(社会評論社)。訳書に、バーガミニ『天皇の陰謀』(出帆社)。

ISBN:9784846186227
出版社:緑風出版
判型:4-6
ページ数:222ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:1986年04月
発売日:1986年01月01日