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85年体制とは何か

中曽根政治を料理する

著:いいだ もも

紙版

内容紹介

右傾化の道を暴走する中曽根改造内閣は、臨調行革と教育臨調をつゆ払いに、恐るべき総合安保国家づくりを今めざしている。軍拡と改憲のこの「85年体制」は何をもたらすのか。危機の時代とどう対決すべきかを解明する。

目次

1 85年体制と中曽根政治
1 今日の危機をいかにとらえるか──緑旗と赤旗との大合流へ
2 中曽根内閣打倒が政治上の環である
3 85年前夜の自己点検
4 1984年がやってきた
5 中曽根のフォーク・ボールを打ちかえせ

2 国家・科学・労働
1 テクノ・ファシズムへの視座
2 30年代の国家主義について
3 三里塚の風車がまたまわりだした
──ブレヒトの『ガリレイの生涯』をめぐって
4 現代における労働と解放

著者略歴

著:いいだ もも
1926年、東京に生まれる。政治・文学・思想など多面的領域においてラジカルな論評で活躍。現在、歴史・文化・理論誌『季刊クライシス』(社会評論社)編集長。主著に『プロレタリア世界革命論序説』『なぜ天皇制か』(以上、三一書房)、『現代社会主義再考』『マルクスとコミューン社会論』(以上、社会評論社)、『昭和史再考』(創樹社)ほか。編訳書に『民族・植民地問題と共産主義』(社会評論社)。訳書に、バーガミニ『天皇の陰謀』(出帆社)。

ISBN:9784846184155
出版社:緑風出版
判型:4-6
ページ数:245ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:1984年11月
発売日:1984年01月01日