出版書誌データベース

　日本の反原発運動は、原発建設予定地での農漁民、住民の反対運動から、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故を経て市民、労働者に拡がり、福島第一原発事故によって、国民的な大きな脱原発運動へと変貌した。
　本書は、「はんげんぱつ新聞」編集長である著者による反原発･脱原発運動最前線の闘いの生々しい45年史！　

　　　【主要目次】
１９９０年～１９７３年　前史
１９７４年～１９７８年　運動の全国化
１９７９年～１９８５年　事故の衝撃
１９８６年～１９９２年　脱原発への飛躍
１９９３年～１９９９年　安全神話の崩壊
２０００年～２０１０年　新たな時代状況
２０１１年～２０１９年　さよなら原発

著：西尾　漠
　NPO法人・原子力資料情報室共同代表。『はんげんぱつ新聞』編集長。
1947年東京生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科中退。電力危機を訴える電気事業連合会の広告に疑問をもったことなどから、原発の問題にかかわるようになって46年。主な著書に『原発を考える50話』（岩波ジュニア新書）、『原子力・核・放射線事故の世界史』『日本の原子力時代』『原発事故！』（七つ森書館）、『プロブレムＱ＆Ａなぜ脱原発なのか？［放射能のごみから非浪費型社会まで］』、『プロブレムＱ＆Ａどうする？ 放射能ごみ［実は暮らしに直結する恐怖］』『プロブレムＱ＆Ａむだで危険な再処理［いまならまだ止められる］』『プロブレムＱ＆Ａ原発は地球にやさしいか［温暖化防止に役立つというウソ］』『なぜ即時原発廃止なのか』『私の反原発切抜帖』（緑風出版）など。