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相互扶助論

進化の一要因

著:ピーター・クロポトキン

紙版

内容紹介

思想家クロポトキンの歴史的名著、半世紀ぶりの完全新訳。19世紀の領域横断的な知の結節点を “未来への約束の書”として新たな解釈により精緻に解読。アナキズム研究者R・キンナによるまえがき、D・グレーバーとA・グルバチッチによる序文を特別収録。

目次

まえがき 
序 
一九一四年版への序文 
序論  
第一章 動物のあいだの相互扶助  
第二章 動物のあいだの相互扶助(続き)   
第三章 野蛮人のあいだの相互扶助  
第四章 未開人のあいだの相互扶助  
第五章 中世都市における相互扶助  
第六章 中世都市における相互扶助(続き)
第七章 わたしたちのあいだの相互扶助  
第八章 わたしたちのあいだの相互扶助(続き)   
結論   
補遺   
註 
訳者あとがき 
事項索引 
人名索引 

著者略歴

著:ピーター・クロポトキン
ピーター・クロポトキン(Peter Kropotkin)
地理学者、革命家、作家。1842 年にモスクワの貴族の家系に生まれ、ペテルブルクの近習学校で学ぶ。62 年、みずから望んでシベリアに赴任し、後に、現地での調査と研究の成果をロシア地理学協会で発表する。72 年、滞在先のスイスでアナキズムに共鳴し、革命家として帰国。ロシアとフランスでの監獄生活を経て、86 年からは英国に滞在し、『田園・工場・仕事場』(1899)、『ある革命家の思い出』(1899)、『相互扶助論』(1902)、『フランス大革命』(1909)などの主著を発表する。1917 年、革命後のロシアに帰国し、1921 年に死去。遺著となった『倫理学』は未完のまま1922 年に死後出版された。

ISBN:9784846023522
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:516ページ
価格:4800円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB