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いのちの声

八鳥治久に伴走した日々

著:藤原瑠美

紙版

内容紹介

結婚して4年、ベトナム料理の菜っ葉が喉につまる「事件」をきっかけに、夫の体調はしだいに悪化していく。やがてレビー小体型認知症とわかった夫の在宅介護を続け、最期に自宅で看取るまでの感動的な記録。国際医療福祉大学大学院教授・大熊由紀子氏推薦。

目次

第一部 予兆
第一章 舞台は北京から札幌駅に
第二章 二〇〇四年 ベトナム料理店事件
第三章 自律神経が乱れる
第四章 パーキンソンの確定診断 やがてレビー小体型認知症とわかる
第五章 人生を取り戻すために ケアサービスの利用を増やす
第六章 二〇一八年 サルコペニア  

第二部 帰天までの四〇日
第一章 二〇一九年 入院してしまった
第二章 家族が病室で寝泊まりすること
第三章 退院に向けて
第四章 二〇一九年 退院 家に帰る
第五章 ターミナルケアのシフトが組まれる
第六章 二〇一九年八月二三日 その時  
あとがき

著者略歴

著:藤原瑠美
藤原瑠美(ふじわら・るみ)
博士 スウェーデン福祉研究者。1947 年東京生まれ。清泉女子大学英文別科卒業。
1968 ~ 2000 年 銀座和光勤務。管理職を務め1990 年から11 年間認知症の母の在宅介護、家で看取る。
2001 ~ 2015 年 市民のための福祉勉強会「ホスピタリティ☆プラネット」主宰。
2004 ~ 2012 年 スウェーデン、エスロブ市の高齢者ケアの現場を定点観測。
2015 年 国際医療福祉大学大学院卒業。医療福祉ジャーナリズム学の博士号を修得。
2016 ~ 2019 年 レビー小体型認知症の夫の在宅介護を続け家で看取る。
著書に『ニルスの国の高齢者ケア エーデル改革から15 年目のスウェーデン』、『ニルスの国の認知症ケア 医療から暮らしに転換したスウェーデン』(医学ジャーナリスト協会賞優秀賞受賞、ともにドメス出版)、『残り火のいのち 在宅介護11 年の記録』(集英社新書)、『ボケママからの贈りもの 働きながらの在宅介護五年半の記録』(PHP 研究所、2002 年文庫化…

ISBN:9784846023102
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:208ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年08月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF