出版社を探す

新まよけの民俗誌

著:斎藤たま

紙版

内容紹介

古来、まよけに最高のものとされる火とそれに連なる赤い色はもちろんのこと、黒色や白色も、桑木やススキや山椒に唐辛子、唾に糞に便所までもがまよけであった。現在では収集の難しくなった各地に伝わるまよけ・厄よけ・病よけの風習を数多く収める。

目次

1 赤ちゃん
赤ちゃん  
灸  
初誕生  
首飾り  
唾  
いわい    
きょうつかきょうつか 

2 泣く
泣く  
笑う  
胴上げ  
息つき竹
花火 

3 目籠
目籠  
網  
臼  
箕  
扇  
弓矢  
風よけの鎌
4 小豆餅
小豆餅  
サフラン  
ベンガラ  
ホヤ  


5 生ぐさ
生ぐさ  
まよけの山椒  
線香  
酒  
サイカチ  
イカ 

6 正月
いわい棒  
削り掛け  
松  
かち栗  
せっく  
藁馬  
針供養

7 衣
衣重ねる  
綿帽子  
湯まき  
前掛け  
かぶり物

8 口つけて飲まぬ
口つけて飲まぬ  
豆(一)  
豆(二)  
豆腐  
敷居  
三角  
ノブドウ 

著者略歴

著:斎藤たま
斎藤 たま(さいとう・たま)
1936年、山形県東村山郡山辺町に生まれる。高校卒業後、東京の書店で働く。1971年より民俗収集の旅に入る。
著書に『野にあそぶ』(平凡社)、『南島紀行』『あやとり、いととり』(共に福音館書店)、『生ともののけ』『死ともののけ』『行事ともののけ』『ことばの旅』『秩父浦山ぐらし』(いずれも新宿書房)、『村山のことば』(東北出版企画)、『落し紙以前』『まよけの民俗誌』『箸の民俗誌』『賽銭の民俗誌』『わらの民俗誌』『便所の民俗誌』『野山の食堂』『暮らしのなかの植物』『旅から』『子どもの言いごと』(いずれも論創社)ほか。

ISBN:9784846022259
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:224ページ
価格:2200円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC