アンリ・ベルクソンの神秘主義
著:平賀裕貴
紙版
内容紹介
ベルクソンの三つの主題〈事実の複数線〉〈創話機能〉〈機械〉を通して、「神秘主義」と哲学の関係について、新たな視点で優れた思索を展開。これにより、気鋭のベルクソン学者が哲学研究に新たな道を切り開く。
目次
序 論 本 論 第一章 神秘主義というエニグマ 第一節 二十世紀前半期フランスにおける神秘主義研究の諸相 第二節 ベルクソンにおける神秘主義との遭遇 第二章 〈事実の複数線〉と神秘家 第一節 哲学的方法としての〈事実の複数線〉 第二節 記憶としての〈生き延び〉とその伝播 第三章 〈創話機能〉と神秘家 第一節 〈創話機能〉、あるいは語りの力 第二節 〈創話機能〉のイメージとシンボル 第四章 〈機械〉と神秘家 第一節 「暗夜」にうごめく〈機械〉 第二節 戦争する〈機械〉と魂の代補 結 論