フクシマの教訓
東アジアにおける原子力の行方
編著:ピーター・ヴァン・ネス
訳:生田目 学文
編著:メル・ガートフ
紙版
内容紹介
"東アジアの原子力に未来はあるかーー
福島の原発事故を受け開催された、原子力エネルギーをめぐる二つの重要な国際会議の成果。オーストラリア、シンガポール、アメリカ、台湾、フランス、カナダ、スコットランド、日本から、ノーベル平和賞ICAN創設者をはじめとする核問題の専門家が参加。各国の原子力政策、原発推進の真のコスト、ポスト原子力の未来等、東アジアにおける原子力の現状と課題を浮き彫りにする。オーストラリア国立大学との共同出版。
"
目次
"序章 アジアにおける原子力エネルギー(メル・ガートフ)
第1章 福島原発事故以降における日本の原子力政策の諸問題(鈴木達治郎)
第2章 フランスという例外(クリスティーナ・スチュアート)
第3章 エネルギー助成(ダグ・コプロウ)
第4章 新標準? 中国における核エネルギーの将来性の変化(M・V・ラマナ、エイミー・キング)
第5章 韓国原子力産業の政策と慣行への反対運動(ローレン・リチャードソン)
第6章 統制か操作か? 台湾における原子力発電(グロリア・クアン=ジュン・スー)
第7章 ASEANにおける原子力協力関係の拡大(メリー・カバレロ=アンソニー、ジュリウス・セザール・I・トラヤーノ)
第8章 電離放射線が健康に与える影響(ティルマン・A・ラフ)
第9章 原子力とその生態学的副産物(ティモシー・A・ムソー、 アンダース・P・モラー)
第10章 原子炉の廃炉(カルマン・A・ロバートソン)
第11章 持続可能エネルギーという選択肢(アンドリュー・ブレイカーズ)
第12章 福島の教訓(ピーター・ヴァン・ネス)"