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首都直下大地震 国難災害に備える

関東大震災100年:防災対策の意識改革、コストからバリュー、そしてフェーズフリーへ

著:目黒公郎

紙版

内容紹介

関東大震災から100年。今後30年から50年の間にマグニチュード8クラスの東南海巨大地震、7クラスの首都直下大地震がわが国を襲うと考えられている。少子高齢化の進展や財政的な制約によって「貧乏になってゆく中での総力戦」となる大震災への対応をどう具体化するのか。国内外の災害の豊富な経験を基にハード面、ソフト面から多面的に検討する。

目次

第Ⅰ部 関東大震災から100年――国難災害に対する最重要課題とその改善へのヒント/第Ⅱ部 首都直下地震に備える/第1章 今後の大地震対策:貧乏になっていく中での総力戦/第2章 総合的な災害管理で効果的に災害リスクを低減する/第3章 防災対策の効果を正しく理解することの重要性/第4章 熊本地震災害の対応から学ぶべき教訓/第5章 東北地方太平洋沖地震の直後に感じたこと/第6章 首都直下地震対策への関東大震災からの教訓/第7章 ライフラインの供給停止と災害時の生活継続/第8章 災害イマジネーションの重要性と向上策/第9章 災害イマジネーション不足を原因とする諸問題/第10章 災害対応における適切な人材運用の実現のために/第11章 地震にまつわる確率について/第12章 大地震の前に実施しておくべき課題のまとめ

著者略歴

著:目黒公郎
東京大学教授。生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター長、情報学環総合防災情報研究センター教授。工学博士。内閣府本府参与、中央防災会議専門委員ほか、日本地震工学会会長、などを歴任。専門は都市震災軽減工学、防災戦略論。主な著書は『東京直下大地震 生き残り地図』、『間違いだらけの地震対策』、『首都大地震 揺れやすさマップ』(旬報社)、『緊急地震速報』(東京法令出版)など多数。

ISBN:9784845118472
出版社:旬報社
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS