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渡辺治著作集 第11巻

著:渡辺治

紙版

内容紹介

1990年代以降、冷戦の「終焉」とソ連・東欧の崩壊によって世界は大きく変化し、世界戦争の時代は終わり平和と軍縮の時代がやってきたと主張する論調があったが、ウクライナへのロシアの侵略や中国の覇権主義の動きをみても分かるようにそれらは全くの幻想であったことがはっきりした。現在の状況を「帝国主義」という視角から分析したのが本書である。

目次

1 現代日本社会・政治の解明の鍵としての「帝国主義」/2 現代帝国主義の諸特徴/3 戦後における日本帝国主義の復活過程の概観/4 早熟的帝国主義復活とその挫折/5 日本資本主義の非帝国主義的発展と企業社会の形成/6 日本資本輸出の新段階と現代型帝国主義の追求期/7 日本帝国主義復活の新段階/むすびにかえて――現代帝国主義の矛盾の顕在化形態

著者略歴

著:渡辺治
一橋大学名誉教授。1947年東京生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学社会科学研究所助教授を経て、90年から一橋大学教授。「9条の会」事務局。専門は政治学、日本政治史、主な著書・編著に『日本国憲法「改正」史』(日本評論社)、『「豊かな社会」日本の構造』(旬報社)、『戦後政治史の中の天皇制』(青木書店)など多数。

ISBN:9784845118151
出版社:旬報社
判型:A5
ページ数:460ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT