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武力によらない平和を生きる

非暴力抵抗と平和的生存権

著:大脇雅子

紙版

内容紹介

自らの戦争体験、弁護士としてのPKO問題・沖縄基地問題への関わり、そして参議院議員としての憲法調査会での活動を通し、「平和的生存権」と「非暴力抵抗」を”武力によらない平和”のための運動の核心と捉える著者による警鐘の書。

目次

第Ⅰ部・非暴力抵抗という闘い 第1章・自由民権「抵抗権」の源流から沖縄の非暴力抵抗へ 第2章・故郷岐阜の自由民権運動から見えてきたもの 第3章・新憲法の誕生から六〇年代の抵抗権論争へ 第4章・沖縄戦、「非暴力」にこめる命どぅ宝 第5章・沖縄復帰は何を残したか 第6章・沖縄復帰五〇年、沖縄と本土を結ぶもの / 第Ⅱ部・今こそ平和的生存権を 第1章・なぜ、「平和的生存権」か 第2章・「平和的生存権」立法構想 第3章・参議院「憲法調査会」から 第4章・自民党憲法改正案批判 / 第Ⅲ部・国際連帯、非暴力の地下水脈を受け継ぐ 第1章・国連総会決議「平和への権利宣言」 第2章・ジーン・シャープの一九八の実践的非暴力行動 第3章・日本における非暴力抵抗の系譜 第4章憲法と非暴力

著者略歴

著:大脇雅子
弁護士・前参議院議員・沖縄高江への愛知県機動隊派遣違法訴訟弁護団長。名古屋大学法学部卒。労働・公害問題や家庭問題等、市民に密着した事案を数多く手がける。1992年、PKO法闘争のなかで、砂川事件判決の裁判官だった伊達秋雄から「今こそ憲法擁護の大事な時」と促され、日本社会党から第16回参議院議員通常選挙に出馬し当選。以後2期12年間参議院議員を務め、護憲と共に男女雇用機会均等法、環境アセスメント法等の立法、改正に尽力する。

ISBN:9784845117956
出版社:旬報社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND