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当世好き嫌い人物事典

著:佐高信

紙版

内容紹介

好きと嫌いは立場や思想を越える。立場は同じでも好きになれない人もいるし、思想は違っても気になる人もいる。「辛口」評論家佐高信が出会った、経済人、政治家、小説家、音楽家、漫画家、芸能人、学者から「怪しげな」人物まで、各界で活躍する多士済々の人物124人を鋭く、そして暖かく描いた人物事典。

目次


青木雄二 「神はおらん」の青木雄二
阿川佐和子 無口な阿川佐和子がいた
浅井慎平 春日井建の遊び友だち、浅井慎平
渥美 清 放哉を演じたかった渥美清
荒木 経惟 天才アラーキーとのカラオケ
有馬稲子 有馬稲子と俳句談義
石川さゆり 石川さゆりならぬさそり
石原慎太郎 すれてない石原慎太郎への弔辞
伊東正義 総理の座を蹴った伊東正義
井上陽水 得意手以外でもてたい井上陽水
上野千鶴子 上野千鶴子と辛淑玉に囲まれて
内橋克人 次兄、内橋克人死す
永 六輔 男おばさん、永六輔
江藤 淳 江藤淳との丁々発止
大石 太 ホームレス俳人、大石太
緒形 拳 食えないオヤジに愛された緒形拳
岡留安則 戦友、岡留安則の死
小沢一郎 小沢一郎は東北の男
小沢昭一 小沢昭一のハーモニカの音色
小沢遼子 肝っ玉姉さん、小沢遼子
落合恵子 四日年上の同期生、落合恵子


加川 良 加川良の卑怯者の思想
加藤登紀子 童謡を歌ってヤクザを泣かせた加藤登紀子
加藤陽子 加藤陽子と田中優子の組み合わせ
金子兜太 金子兜太は放哉より山頭火が好き
亀井静香 ストレンジベッドフェローの亀井静香
川口和秀 「ヤクザと憲法」の主人公、川口和秀
河瀬直美 「一冊の師」河瀬直美
川本三郎 川本三郎とヒリヒリ感を共有
姜 尚中 母のふところに還った姜尚中
岸 恵子 岸恵子の〝わりなき恋〟
岸井成格 岸井成格の衰えぬ人気
岸本重陳 くらしの経済学者、岸本重陳
北島三郎 北島三郎の抜群の感じのよさ
北の富士勝昭 北の富士勝昭の男の色気
喜納昌吉 喜納昌吉のまつろわぬ精神
桐野夏生 コワイ作家、桐野夏生
久野 収 わが師、久野収の仮借なき叱り
「クラブ太田」のママ 大阪の「クラブ太田」のママ
小池百合子 小池百合子の目は笑っていない
小泉純一郎 小泉単純一郎の突破力
小出裕章 小出裕章の自分を売らない思想
小室 等 小室等の穏やかならざる面


佐木隆三 佐木隆三の愛嬌の翳
櫻井よしこ 方向音痴の櫻井よしこ
佐藤愛子 佐藤愛子とソクラテスの妻
澤地久枝 市川房枝を批判した澤地久枝
椎名 誠 椎名誠と共通する業界誌体験
塩見孝也 「革命の話を」と叫んだ塩見孝也
島倉千代子 だまされる花、島倉千代子
白川勝彦 創価学会に潰された新憲法代議士、白川勝彦
城山三郎 絶対に形の崩れない男、城山三郎
辛 淑玉 上野千鶴子と辛淑玉に囲まれて
菅原文太 高倉健より断然、菅原文太
杉浦日向子 杉浦日向子の幽体離脱
杉村 隆 『がんよ驕るなかれ』の杉村隆逝く
スペクター,デーブ 怪しいアメリカ人、デーブ・スペクター
瀬戸内寂聴 瀬戸内寂聴への違和感
曽野綾子 曽野綾子との予期せぬ遭遇
孫 正義 孫正義の飛翔力


高木仁三郎 脱原発の旗手、高木仁三郎
武見太郎 武見太郎に気押された経験
立川談志 立川談志の茶目っ気と謙虚さ
田中秀征 田中秀征の官権との闘い
田中真紀子 田中真紀子との初対面の場所
田中 泯 ダンサー、田中泯の存在感
田中優子 加藤陽子と田中優子の組み合わせ
田原総一朗 一切、忖度なしの田原総一朗
俵 万智 俵万智の二人の恩人
筑紫哲也 平熱のジャーナリスト、筑紫哲也
朝堂院大覚 〝最後のフィクサー〟朝堂院大覚
辻元清美 落選が惜しまれる辻元清美
寺島実郎 寺島実郎の実業の思想
テリー伊藤 テリー伊藤は甘え上手
ドーア,ロナルド 碩学、ロナルド・ドーアの好奇心と皮肉
土井たか子 土井たか子の居眠り
徳間康快 濁々併せ呑んだ徳間康快


中曽根康弘 俳人としての中曽根康弘
なかにし礼 なかにし礼の傷と誓い
中村吉右衛門 中村吉右衛門は「江戸の人」
中村 哲 歩く日本国憲法、中村哲
中山あい子 隣のビルの管理人、中山あい子
西部 邁 嫌いな人間が同じ西部邁
野中広務 野中広務に謝られた日


倍賞千恵子 下町の太陽、倍賞千恵子
橋本龍太郎 橋本龍太郎を見直す
服部正也 ルワンダ中央銀行総裁をやった服部正也
花田春兆 花田春兆の突き抜けた明るさ
羽生善治 羽生善治の職業病
藤沢周平 藤沢周平との一度だけの出会い
船村 徹 船村徹とジョルジュ・ムスタキ
辺見 庸 辺見庸への共感と違和感
本田宗一郎 本田宗一郎の青年のような好奇心


松崎キミ代 周恩来に愛された松崎キミ代
松元ヒロ お笑い芸人、松元ヒロ
丸山真男 天下の碩学、丸山真男
三木睦子 書くなら武夫より三木睦子
三沢千代治 失敗に着目する三沢千代治
都はるみ はずむ手まりのような都はるみ
宮崎 学 同い年の突破者、宮崎学
宮澤喜一 鰻をごちそうしてくれた宮澤喜一
宮部みゆき 宮部みゆきのベストセラーの秘密
美輪明宏 美輪明宏の三島由紀夫論
むのたけじ 青春期の人生を決めたむのたけじ
村山富市 村山富市の味と清潔感
望月衣塑子 物怖じしない望月衣塑子
森 進一 森進一の静けさ
盛田昭夫 逃げなかった盛田昭夫
森高千里 森高千里の健康な批評眼


八代亜紀 紫陽花の似合う八代亜紀
安田純平 「あきらめたら終了」の安田純平
安田好弘 「死刑弁護人」の安田好弘
矢野顕子 プロが認めるミュージシャンの矢野顕子
山口 香 〝おんな三四郎〟山口香
山口洋子 「姫」のママ、山口洋子の叩き込み
山田太一 田太一の励ましを支えに
山藤章二 私を辛口評論家にした山藤章二
梁 石日 梁石日との最初の出会い
横山やすし 暴れん坊の横山やすし
吉永小百合 優等生を続け通す、吉永小百合
吉永みち子 夕陽派の友、吉永みち子
米長邦雄 将棋の永世棋聖、米長邦雄
米原万里 米原万里への畏怖


渡辺 保 渡辺銀行頭取の嫡孫、渡辺保

著者略歴

著:佐高信
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。高校教師、経済誌編集者を経て評論家に。著書・共著に『佐高信の徹底抗戦』『竹中平蔵への退場勧告』『佐藤優というタブー』(旬報社)、『なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか』『宮本顕治と池田大作』『偽りの保守・安倍晋三の正体』『自民党と創価学会』『反―憲法改正論』『総理大臣 菅義偉の大罪』など多数。

ISBN:9784845117406
出版社:旬報社
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ