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渡辺治著作集 第7巻

政治改革と憲法改正

著:渡辺治

紙版

内容紹介

自衛隊の海外派兵の障害物として立ちはだかる「九条の改変」、中選挙区制度を小選挙区制に変えることを中心とした「政治改革」――90年代、支配層はなぜこれらを課題とし、どう実行したのかを小沢一郎、中曽根康弘の思想と行動を通して明らかにする。

目次

Ⅰ 政治改革と憲法改正/第一章 三つの「維新」/第二章 九〇年代改憲論の台頭徴①/第三章 九〇年代改憲論の台頭②/第四章 五〇年代改憲の挫折と「戦後政治」の形成/第五章 「普通の国家」をめざす改革とその障害物/第六章 「政治改革」から憲法改正へ/Ⅱ 中曽根康弘からみた戦後の改憲史/一 五〇年代復古主義時代の中曽根の改憲構想/二 首相公選制と改憲/三 改憲消極主義の時代の中曽根憲法論/四 国際貢献と改憲/五 新保守主義改憲論への転換

著者略歴

著:渡辺治
一橋大学名誉教授。1947年東京生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学社会科学研究所助教授を経て、90年から一橋大学教授。「9条の会」事務局。専門は政治学、日本政治史、主な著書・編著に『日本国憲法「改正」史』(日本評論社)、『「豊かな社会」日本の構造』(旬報社)、『戦後政治史の中の天皇制』(青木書店)など多数。

ISBN:9784845117215
出版社:旬報社
判型:A5
ページ数:640ページ
定価:5600円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT