渡辺治著作集 第7巻
政治改革と憲法改正
著:渡辺治
紙版
内容紹介
自衛隊の海外派兵の障害物として立ちはだかる「九条の改変」、中選挙区制度を小選挙区制に変えることを中心とした「政治改革」――90年代、支配層はなぜこれらを課題とし、どう実行したのかを小沢一郎、中曽根康弘の思想と行動を通して明らかにする。
目次
Ⅰ 政治改革と憲法改正/第一章 三つの「維新」/第二章 九〇年代改憲論の台頭徴①/第三章 九〇年代改憲論の台頭②/第四章 五〇年代改憲の挫折と「戦後政治」の形成/第五章 「普通の国家」をめざす改革とその障害物/第六章 「政治改革」から憲法改正へ/Ⅱ 中曽根康弘からみた戦後の改憲史/一 五〇年代復古主義時代の中曽根の改憲構想/二 首相公選制と改憲/三 改憲消極主義の時代の中曽根憲法論/四 国際貢献と改憲/五 新保守主義改憲論への転換