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こんなに恐ろしい核兵器 1 核兵器はこうしてつくられた

著:鈴木 達治郎
著:光岡 華子

紙版

内容紹介

未来に核兵器のない世界を創るために──
私たちの国、日本は世界で唯一の核兵器による被爆国です。世界の核兵器をめぐる情勢は極めて危ういものがあります。近年の北朝鮮の核兵器実験は、冷戦以降語られることの少なかった「核の危機」が、いまだ身近なものであることを私達に実感させました。このような時代に「核兵器はどのようにして生まれたのか?」「どのような仕組みの兵器なのだろうか?」など、改めて核兵器の歴史と核兵器の恐ろしさを子どもたちに伝えることが急務となっています。そして、未来に核兵器のない世界を創るために、私たちは今何をしなければならないのでしょうか?
本書はこれらの問題を図版や写真を豊富に取り入れてビジュアルに分かりやすく解説していきます。       
●見て、読んで、理解する
見開きページごとの分かりやすい解説と豊富な写真、地図などのビジュアルによって、核兵器の歴史と核兵器の恐ろしさ、核エネルギーの難しさや、軍縮に向けての課題などを学ぶことができます。
核兵器・核問題の過去・現在・未来を知る最適のシリーズです。

目次

 Ⅰ 核兵器はこうしてつくられた
核兵器とは?/核分裂の発見/大統領への手紙ととマンハッタン計画/ヒロシマ・ナガサキ/核実験競争と水爆の開発 
 Ⅱ 増え続ける核兵器──冷戦時代
五大核保有国の誕生/核実験の被害/第五福竜丸/「核の冬」/恐怖のバランス—冷戦と核抑止/キューバ危機/核の暴走 
 Ⅲ 反対運動──冷戦の終わり
反核運動/ラッセル=アインシュタイン宣言/核実験禁止にむけて/原子力平和利用のはじまり/核不拡散条約の誕生 
 Ⅳ 核軍縮へむけて 
冷戦の終結/核軍縮への期待/核軍縮のむずかしさ/新たな核保有国

著者略歴

著:鈴木 達治郎
長崎大学核兵器廃絶研究センター長

ISBN:9784843354087
出版社:ゆまに書房
判型:B5
ページ数:52ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS