近世中期大番筋旗本覚書
著:横山 則孝
紙版
内容紹介
特定年代における一部大名と一部御家人とともにすべての旗本数千名の名前を役職別に記載している稀有の史料である『御家人分限帳』。番頭—組頭—番衆という3つの職階からなる内の番衆の構成員の氏名が判明することは貴重である。この『分限帳』の主に大番筋の旗本を考察することにより、江戸幕府職制上における旗本の実態に迫る
目次
第1章:『御家人分限帳』の記載内容の時期について 第2章:江戸幕府番方の範囲をめぐって 第3章:近世中期の大番衆 第4章:正徳元年末の江戸幕府大番組頭について 第5章:正徳元年末の新番衆について 第6章:江戸幕府新番成立考 第7章:『御家人分限帳』所載の小十人組衆について 付論:近世中期の大番頭・書院番頭・小姓組番頭