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日本の銀行行動

著:小藤 康夫

紙版

内容紹介

1990年代後半の平成金融危機を経て、日本の銀行は大きく変わりつつある。大手銀行の主導による金融グループ再編が猛烈な勢いで進む現在、ダイナミックな動きを展開し始めた日本の銀行行動に注目し、それが従来と著しく異なっていることを理論・実証の面から明らかにした。「顧客本位の経営」という普遍的な行動原理に回帰しようとする日本の銀行の現状を理解し将来を展望する、時代の要請に応えた一冊。

目次

第1章 日本の銀行行動  第1部 債券と銀行 第2章 銀行の債券投資 第3章 収益獲得手段としての債券投資 第4章 リスク管理手段としての債券投資  第2部 含み益と銀行 第5章 銀行株の変動と純含み率 第6章 銀行株の伝染効果——大和銀行巨額損失事件のケース 第7章 純含み率と株価の関係  第3部 経営戦略と価値創造の経営 第8章 新しい経営指標——EVAはMVAと密接な関係にあるか 第9章 銀行経営と株主資本余剰 第10章 公的資金導入の効果 第11章 生保と銀行株の関係——日本生命を例にして 第12章 銀行業の将来

ISBN:9784842911755
出版社:八千代出版
判型:A5
ページ数:224ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2000年12月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF