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21世紀の哲学

編:笠松 幸一
編:和田 和行

紙版

内容紹介

分析哲学、プラグマティズム、実存思想、現象学、構造主義等、20世紀哲学の主要理論・学説を踏まえたうえで21世紀の哲学を展望した本書は、論理、記号、構造、実存、メディア、環境、ジェンダーなどといった概念に則して、各執筆者が独自の思索を展開している。英米系哲学と大陸系哲学の二大思潮を平等に紹介した類書をみない力作。現代哲学・思想を知るのには格好の書籍となろう。

目次

はしがき  Ⅰ:分析哲学(1:分析哲学のはじまり  2:言語と哲学  3:心の哲学  4:科学と哲学)  Ⅱ:プラグマティズム(1:探究の理論  2:二つの経験論──パースとジェイムズ  3:ネオ・プラグマティズム  4:ポスト分析哲学)  Ⅲ:実存思想と現象学(1:実存思想の先駆  2:フッサール現象学の生成と展開  3:生活世界と相互主観性の現象学  4:実存思想と現象学の交差)  Ⅳ:構造主義(1:構造主義の成立  2:文化記号論  3:精神分析と記号分析  4:ポスト構造主義)  Ⅴ:社会理論の変革と展開(1:マルクス主義の可能性  2:フランクフルト学派における「疎外」の克服  3:知識論の社会化  4:メタ・メディア──メディア・リテラシーの試み)  Ⅵ:倫理学の変革と展開(1:メタ倫理学の登場  2:現代正義論の構図  3:生命と環境の倫理  4:ジェンダーと21世紀の社会)  人名索引/事項索引

ISBN:9784842911380
出版社:八千代出版
判型:A5
ページ数:312ページ
価格:2800円(本体)
発行年月日:2000年03月