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史料纂集 古記録編 181

中臣祐範記 1

編:春日大社
他著:大宮 守友
他著:川崎 佐知子

紙版

内容紹介

東地井(中臣)祐範は、天文11年(1542)に、東地井祐父(1514-1599)の子として生まれた。
永禄5年(1562)に、21歳で従5位下・宮内権大輔に任官し、天正11年(1583)に社司として加任預となり、以後、社内で昇進を重ねた。慶長4年(1599)正月、中臣姓の社家が春日社で就く極官の正預であった父の後を襲い、正預の職に就き死去するまでの25年間にわたり春日社の経営を主導する。
本記録は、春日社社司中臣祐範の日記で、慶長3年(1598)から元和9年(1623)にいたる計21冊が知られており、
今回初の全文翻刻として刊行する。
日記の記述は詳細で、春日社のみならず、近世初期の大和国における政治経済史の重要史料の一つで、慶長5年9月関ヶ原の合戦と戦後処理。それに続く大坂冬・夏の陣の記事も詳しい。
祐範は、喜多院空実から古今伝授を受けるなど文芸にも秀で、特に連歌を通じて数々の文人達とも交流があった。その日記は、近世初期の文芸研究上で不可欠の物である。

目次

慶長3年(1598)~同9年(1604)

著者略歴

編:春日大社
編者:春日大社
他著:大宮 守友
校訂者
他著:川崎 佐知子
大宮守友 一般財団法人 氷室神社文化興隆財団代表理事

ISBN:9784840651813
出版社:八木書店
判型:A5
ページ数:314ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ