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マイナビ将棋BOOKS

木村一基 勝つための受け

著:木村 一基

紙版

内容紹介

本書は木村一基九段が受けの極意を伝授する本です。
自身の実戦譜から、次の一手形式で「受け師の技」を108問、出題&解説しています。
木村九段の受けの特長を一言で表すとすれば、それは「力強さ」でしょう。時には玉が自ら先頭に立って、攻撃陣を迎え撃つ――。その姿はまるで、勇猛果敢な戦国武将のようです。
将棋は先攻されたとき、受けの力が要求されます。弱い受けでは、反撃のチャンスは回ってきません。敵の攻撃陣を粉砕するぐらいの気持ちを持って、「勝つための受け」を繰り出してください。

目次

まえがき


受け師の技1~108


受け師の技1 デビュー前の好局
1996年12月20日 対 嘉野満アマ
第28期新人王戦本戦

受け師の技2 駒得の手段
1997年8月6日 対 窪田義行四段
第69期棋聖戦一次予選

受け師の技3 十六世名人との初手合
1997年9月9日 対 中原誠永世十段
第16回全日本プロトーナメント

受け師の技4 渋い一着
1998年9月14日 対 真部一男八段
第70期棋聖戦二次予選(千日手指し直し局)

受け師の技5 振り飛車でのしのぎ
1999年3月12日 対 真田圭一六段
第49期王将戦一次予選

受け師の技6 逆転の攻防手
(前問の続き)

受け師の技7 集中砲火への対応
1999年8月24日 対 中田功六段
第58期順位戦C級1組

受け師の技8 盤面を広く見る
(前問の続き)

受け師の技9 攻め駒を責める
1999年10月22日 対 島 朗八段
第71期棋聖戦二次予選

受け師の技10 粘りの極意
1999年12月15日 対 前田祐司七段
第8期銀河戦本戦Cブロック


(以下、省略)

著者略歴

著:木村 一基
1973年6月23日、千葉県四街道市出身。
1985年、6級で奨励会入会。(故)佐瀬勇次名誉九段門下。
1997年4月、四段。2017年6月、九段。
矢倉、角換わり、相掛かり、横歩取りを指しこなし、対振り飛車には急戦を好む居飛車党。
力強い受けが持ち味で「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ。
2019年9月、第60期王位戦で初タイトル獲得。46歳での初タイトル獲得は史上最年長記録。
2020年8月、第70期王将で初の王将リーグ入りを果たす。
主な著書は「百折不撓 木村一基実戦集」「木村の矢倉 急戦・森下システム」「木村の矢倉 3七銀戦法基礎編」「木村の矢倉 3七銀戦法最新編」(日本将棋連盟)など

ISBN:9784839974152
出版社:マイナビ出版
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1540円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WDMG2