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一刀流 郷田真隆矢倉勝局集

著:郷田真隆

紙版

内容紹介

「全ての駒を使う矢倉戦は総合力の勝負になる。序盤戦の幅広い知識と最新の研究、中盤戦の読みと大局観、終盤戦の正確さ。そのどれもが必要になる」(本文より)

将棋ファン待望の実戦集が、ついに完成しました。その名も『一刀流 郷田真隆矢倉勝局集』。
居飛車一筋、本筋を追究し続けて40年。矢倉戦で勝てなければ本物ではない――。時代や流行が変わっても、郷田真隆九段の信念は揺らぎません。
本書には自戦記編20局と棋譜解説編34局、合計54局を収録しました。
郷田真隆九段が追い求めた理想の将棋を、ぜひご覧ください。

目次

一刀流 郷田真隆矢倉勝局集 目次


まえがき

第1部 自戦記編

第1局 第57期棋聖戦1次予選 平成2年6月26日
若手時代の同期対決 対 佐藤康光五段

第2局 第32期王位戦挑戦者決定リーグ白組 平成3年2月6日
レジェンドを相手に 対 加藤一二三九段

第3局 第60期棋聖戦五番勝負第1局 平成4年6月16日
タイトル戦の初陣 対 谷川浩司棋聖

第4局 第33期王位戦七番勝負第6局 平成4年9月8日、9日
実を結んだ初戴冠 対 谷川浩司王位

第5局 第35期王位戦挑戦者決定戦 平成6年6月28日
矢倉の名手に挑む 対 高橋道雄九段

第6局 第15回JT杯将棋日本シリーズ決勝 平成6年12月4日
憧れの先輩に勝利 対 米長邦雄九段

第7局 第45期王将戦挑戦者決定リーグ戦 平成7年12月18日
気持ちのこもったライバル対決 対 丸山忠久六段

第8局 第23期棋王戦挑戦者決定二番勝負第2局 平成10年1月14日
角切りが決まった会心譜 対 南芳一九段

第9局 第69期棋聖戦五番勝負第2局 平成10年6月23日
郷田流▲3八飛の快勝譜 対 屋敷伸之棋聖

第10局 第46期王座戦本戦 平成10年7月11日
王手飛車をかけさせて 対 深浦康市六段

第11局 第14期竜王戦出場者決定戦1組 平成13年6月20日
一瞬の逆転劇 対 森下卓八段

第12局 第73期棋聖戦五番勝負第1局 平成14年6月12日
一分将棋の明暗 対 佐藤康光王将

第13局 第27回JT将棋日本シリーズ 平成18年9月3日
宮田新手への挑戦 対 渡辺明竜王

第14局 第65期名人戦七番勝負第2局 平成19年4月24日、25日
初舞台の名人戦 対 森内俊之名人

第15局 第67期名人戦七番勝負第2局 平成21年4月21日、22日
大激戦の熊本城対決 対 羽生善治名人

第16局 第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント本戦 平成26年1月13日
師弟優勝を目指して 対 森内俊之竜王・名人

第17局 第64期王将戦七番勝負第3局 平成27年1月29日、30日
王将戦に臨む 対 渡辺明王将

第18局 第65期王将戦七番勝負第1局 平成28年1月10日、11日
升田先生のように 対 羽生善治名人(四冠)

第19局 第65期王将戦七番勝負第6局 平成28年3月18日、19日
矢倉で果たした初防衛 対 羽生善治名人(四冠)

第20局 第42期王座戦本戦 平成6年5月2日
中原先生の背中を目指して 対 中原誠永世十段


第2部 棋譜解説編
第21局 第33期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフ 平成4年6月19日
激しい攻め合いで完勝 対 加藤一二三九段

第22局 第1期銀河戦決勝トーナメント 平成4年7月8日
二転三転の熱戦 対 塚田泰明八段

など、54局

著者略歴

著:郷田真隆
先手番では矢倉を得意とする本格派居飛車党。格調高く、鋭く踏み込む棋風から「一刀流」の異名を持つ。
後手番でも相手の得意形を堂々と受けて立ち、妥協なく本筋を追求する。

タイトル戦登場は名人戦2回など、合計18回。
タイトル獲得は王位1期、棋王1期、棋聖2期、王将2期の合計6期。
棋戦優勝はNHK杯1回、日本将棋シリーズ3回など合計7回。
将棋大賞は1997年度に勝率1位賞、最多対局賞、最多勝利賞、敢闘賞を受賞するなど、合計15回受賞。
2015年に将棋栄誉敢闘賞受賞(通算800勝)。

ISBN:9784839968205
出版社:マイナビ出版
判型:A5
ページ数:360ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WDMG2