出版社を探す

新体系看護学全書

成人看護学6 脳・神経 第4版

4

編:黒岩 義之
編:宗村 美江子

紙版

内容紹介

●序章では脳・神経疾患について看護者として患者をどうとらえ,かかわっていくことが求められるのかを,近年の傾向や特徴,患者とのかかわりについて述べています。事例では脳梗塞を取り上げ,脳・神経疾患の看護に求められる発症前から治療終了後までの長期の経過にかかわることを,イラストを用いて示しています。
●第2編では,脳・神経の機能障害と生活行動のどのような点に困難が生じるのかを枠組みを提示しながら解説しています。

序 章
脳・神経疾患をもつ成人を理解するために

【第1編】 脳・神経疾患とその診療
第1章 脳・神経の構造と機能
第2章 脳・神経の症状と病態生理
第3章 脳・神経の診察・検査・治療
第4章 脳・神経疾患の診療

【第2編】 脳・神経疾患患者の看護
第1章 看護の基本
第2章 主な症状に対する看護
第3章 主な検査・治療に伴う看護
第4章 脳・神経疾患をもつ患者の看護

目次

序 章 脳・神経疾患をもつ成人を理解するために

【第1編】 脳・神経疾患とその診療
第1章 脳・神経の構造と機能
 Ⅰ 脳・神経系の役割
 Ⅱ 神経組織の構造と機能
 Ⅲ 部位別にみた脳・神経系の構造と機能
 Ⅳ システムとしてみた神経系の構造と機能

第2章 脳・神経の症状と病態生理
 Ⅰ 意識障害,失神
  A 意識障害
  B 失神
 Ⅱ 高次脳機能障害
 Ⅲ 運動機能に関連する異常
  A 運動麻痺
  B 筋萎縮
  C 痙攣
  D 不随意運動
  E 運動失調
  F 歩行障害
  G 構音障害
  H 嚥下障害
 Ⅳ 頭痛
  A 頭痛の発症機序と頭痛にかかわる痛覚受容器
  B 頭痛の分類
 Ⅴ 髄膜刺激症状
 Ⅵ 頭蓋内圧亢進症状と脳ヘルニア
 Ⅶ めまい(眩暈)
 Ⅷ 視力・視野障害,複視,眼瞼下垂,瞳孔異常
  A 視力・視野障害
  B 複視
  C 眼瞼下垂
  D 瞳孔異常
 Ⅸ 感覚異常
  A 感覚障害
  B 痛み
 Ⅹ 自律神経障害
 Ⅺ 睡眠障害

第3章 脳・神経の診察・検査・治療
 Ⅰ  病歴聴取と診察の方法
  A 病歴聴取(症状のとらえ方)
  B 診察の方法
 Ⅱ 検査の方法
  A 検体検査(血液,脳脊髄液)
  B 生理学的検査
  C 画像診断
  D 神経心理学的検査
  E 生検,病理検査
 Ⅲ 脳・神経疾患の主な治療法
  A 薬物療法
  B 栄養管理
  C 透析療法
  D 放射線療法
  E 低体温治療法
  F その他の内科的治療(呼吸管理,肺炎・褥瘡・拘縮の予防)
  G 救急治療
  H 手術療法
  I リハビリテーション
  J 脳・神経疾患の地域医療ネットワーク

第4章 脳・神経疾患の診療
 Ⅰ  脳・脊髄の循環障害
 Ⅱ  脳・脊髄の感染症・炎症性疾患
 Ⅲ  脳・脊髄の変性疾患
 Ⅳ  脳・脊髄の機能性疾患
 Ⅴ  脳・脊髄の腫瘍性疾患
 Ⅵ  脳脊髄液の圧・還流障害
 Ⅶ  頭部・脊髄の外傷性疾患
 Ⅷ  末梢神経の疾患
 Ⅸ  神経筋接合部の疾患
 Ⅹ  筋肉の疾患
 Ⅺ  神経系の代謝疾患
 Ⅻ  神経系の中毒性疾患
 ⅩⅢ 一般内科疾患に伴う脳・神経障害
 ⅩⅣ 神経系の先天奇形・形成障害
 ⅩⅤ 認知症

【第2編】 脳・神経疾患患者の看護
第1章 看護の基本
 Ⅰ 脳・神経疾患と看護の役割
 Ⅱ 情報収集とアセスメント
 Ⅲ 脳・神経疾患患者に特徴的な看護上の問題とケアの視点
 Ⅳ 看護の場とその特徴

第2章 主な症状に対する看護
 意識障害 / 高次脳機能障害 / 運動機能(障害)に関する症状 / 頭痛 / めまい/ 排尿障害

第3章 主な検査・治療に伴う看護
 Ⅰ 主な検査に伴う看護
 Ⅱ 主な治療・処置に伴う看護

第4章 脳・神経疾患をもつ患者の看護
 Ⅰ 脳梗塞患者の看護
 Ⅱ クモ膜下出血患者の看護
 Ⅲ 髄膜炎患者の看護
 Ⅳ パーキンソン病患者の看護
 Ⅴ 筋委縮性側索硬化症患者の看護
 Ⅵ 脳腫瘍患者の看護
 Ⅶ 頭部外傷患者の看護

ISBN:9784839233464
出版社:メヂカルフレンド社
判型:B5
ページ数:484ページ
定価:3700円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月10日