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自律神経を守る60歳からの正解 (マガジンハウス新書)

著:小林弘幸

紙版

内容紹介

自律神経は、人の生命活動の根幹を支える重要なシステムです。
感情と密接な関係があり、ふだんの行動やちょっとしたコミュニケーションで、自律神経は簡単に乱れてしまいます。そして、加齢によっても自律神経の働きは低下していきます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は活動・興奮モードをつかさどる神経で、副交感神経はリラックス・休息モードをつかさどる神経です。悩みごとやストレスがあると、主に交感神経の働きが高まり、副交感神経の働きが低下します。
さらに自律神経は血流の調節も行っていて、交感神経の働きが過剰に高まると、血管が収縮し血流が悪くなります。
すると、細胞が傷つき内臓の働きが落ちて疲れやすくなります。血栓もできやすくなって、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高まります。脳の血流が低下すると思考力も落ちてしまいます。
自律神経と密接な関りがある「肺」や「腸」も、老化による自律神経の働きの低下とともに機能は衰えていきます。特に60歳を過ぎると、人によってそれらの良し悪しの差がおおきくなってきます――。
(「はじめに」より抜粋)

老化の原因は、自律神経のバランスの乱れが9割!
著者累計1200万部超! 自律神経の名医が、元気な70代、80代への「腸活」「呼吸法」「食生活」をわかりやすく解説。若さを保つ新習慣!!


★ 何もしなければ、自律神経の働きは10年で15%低下!? 
★ 交感神経が過剰に高まると、「糖尿病」になりやすい
★「心・技・体」ではなく、「体・技・心」が健康長寿のキーワード 
★ 運動する時間帯は、じつは夕食後がベスト 
★ 鼻から吸って口から吐く、「1対2」の呼吸法
★ ため息をつくほど、病が逃げる!?  
★ 発酵食品は、「量」より「数」が大事 
★ 自律神経と腸内環境を整える最適の一品は「みそ汁」 
★「今がいちばん若い!」――それが幸せの処方箋 ……etc.

目次

はじめに「健康長寿」のカギは“自律神経のバランス”にあり 
第1章 「自律神経」「肺」「腸」が老化の分かれ道
第2章 自律神経が整う、「体・技・心」の作法
第3章 最高の体調を引き出す、肺の整え方
第4章 腸内環境を整え、老いを遅らせる食生活
第5章 健康寿命をのばす、60歳からの新習慣

著者略歴

著:小林弘幸
順天堂大学医学部教授。1960年埼玉県生まれ。順天堂大学大学院医学研究科修了後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手、アスリート、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。
著書、『医者が考案した「長生きみそ汁」』 (アスコム)、『整える習慣』(日経BP)、『腸の名医に教わる「やせるみそ汁」』(田中ひろみ共著/小社)など多数。

ISBN:9784838775170
出版社:マガジンハウス
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN