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小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て (マガジンハウス新書)

著:高橋孝雄

紙版

内容紹介

親の役割は、見守るだけ。
小児科医40年間の経験にもとづいた納得の子育て論!

たとえ健康な子どもを育てていても悩みはつきないもの。ちまたには情報があふれ、「失敗はすべて自分のせい」「あとで後悔したくない」と感じ、プレッシャーや不安に押しつぶされそうになっているのではないでしょうか。
おかあさんやおとうさんたちにできることは、たったひとつ。
生まれてきてくれたわが子の底力を信じて、成長していく姿を楽しみに見守ること。
たったそれだけでいいのです……。
あなたにも両親からもらった遺伝子があります。それはやがて子どもへと、さらに次の世代へと連綿と受け継がれていく。
目には見えない遺伝子こそが「子どもを信じる」根拠なのです。その神秘的な世界を知れば、日々の子育てで張りつめた緊張がほどけるでしょう。
「そうか、わかった! 生まれ持った力ってすごいな」と思えたら、目の前にいる子どもをぎゅっと抱きしめたくなりますよ。
これから始める、一見あたり前のようにも見える“奇跡の物語”が、少しでも子育てのヒントになればいいなと、ぼくは願っています。
(「はじめに」より抜粋)

子育ての悩み、全部解消!!
ベテラン小児科医がいつもママ・パパたちに伝えていること。
育児書のベストセラーが新書版で復刻!

目次

第1章 子どもの個性、能力は親から受け継いでいる
子どもの個性、能力や才能は、おとうさんとおかあさんから受け継いだ遺伝子によって約束され守られています。ほかの子や標準値と比べて一喜一憂せず、
お子さんの未来を信じて成長を見守りましょう。
第2章 悩める子育て、いったいどうすればいい? 
子どもの人生をよりよくするには、持って生まれた才能や個性を
そのまま花開かせてあげればいいだけ。情報に振り回されるのは無意味です。
第3章 親が心がけたい、子育てにいちばんたいせつなこと
勉強ができる、運動ができる。それも立派なことでしょう。
でも、何よりも大事なのは、「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」、この3つです。
これを身につけられるようにするのが親の務めです。
第4章 病児とのかけがえのない出会いが教えてくれたこと
小児科医として、多くの病児と巡りあってきました。
子ども自身が本来持つ力と環境の力を思い知らされたこともたびたびです。
子育てに悩むおかあさん、おとうさんにも知ってほしいことです。
特別対談 「最高の子育てとは? 」
 お相手/高濱正伸氏(「花まる学習会」代表)

著者略歴

著:高橋孝雄
慶應義塾大学医学部小児科教授。医学博士。専門は小児科一般と小児神経。日本小児科学会会長。1957年、8月生まれ。1982年慶応義塾大学医学部卒業。1988年から米国マサチューセッツ総合病院小児神経科に勤務、ハーバード大学医学部の神経学講師も勤める。1984年帰国し、慶應義塾大学小児科で、医師、教授として活躍している。趣味はランニング。マラソンのベスト記録は2016年の東京マラソンで3時間7分。別名“日本一足の速い小児科教授”。著書に、『子どものチカラを信じましょう』(小社)などがある。

ISBN:9784838775163
出版社:マガジンハウス
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFX