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Casa Books

茶味空間。

茶で読み解くニッポン

著:千 宗屋

紙版

内容紹介

「見立て」って何? 「松花堂弁当」の由来とは?

「曼荼羅(まんだら)」には何が描かれている? 「千 利休」ってどうしてスゴいの?



2007年から4年間にわたり雑誌『Casa BRUTUS』にて連載された千 宗屋氏の「茶味空間(ちゃみくうかん)。」毎号、あるひとつのテーマを掲げながら、日本文化の森羅万象を茶の湯の視線をとおして分かりやすく解説しました。この人気連載をまとめ、加筆し、一部新規原稿を加えたこの単行本。茶道具はもちろんのこと、日本美術史、骨董、現代アートに至るまで幅広い知識をもち、現代の茶の湯を牽引する若き異能茶人、千 宗屋氏による解説はまさに“目からうろこ”もの。日本人でも深くは理解していなかったさまざまな事象が、分かりやすく読み解かれます。それぞれの話題に添えられた美しいビジュアルも見どころのひとつ。



さらに書籍だけの特典として、利休の創案とされる、通常一般には入る事が許されない国宝茶室「待庵」で行われた現代美術家・杉本博司氏との刺激的対談「利休とマルセル・デュシャン」も収録。



お茶を知らない人、デザインやアートに興味のある人、日本を深く知りたい人、必読の本です。

目次

目次抜粋:

【第1章――かたちの周辺】好みと写し/見立て/銀閣寺と月/松花堂弁当/袈裟

【第2章――美の周辺】仏像/焼経/曼荼羅/山水画/長谷川等伯「松林図」/琳派/ルーシー・リー

【第3章――茶の周辺】濃茶/茶杓/楽茶碗/茶箱/一汁三菜/茶とキリスト教/わび・さび/伝燈

著者略歴

著:千 宗屋
著者略歴:
千 宗屋(せん そうおく):茶道三千家のひとつ武者小路千家15代次期家元。1975年京都府生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(中世日本絵画史)。2008年文化庁の文化交流使に任命され1年間ニューヨークで活動。2012年1月放映のTV番組「情熱大陸」で特集される。明治学院大学非常勤講師。

ISBN:9784838724499
出版社:マガジンハウス
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2012年07月
発売日:2012年07月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WBXN12