考えるシリーズ 3
源氏物語を考える
越境の時空
編:秋澤 亙
編:袴田 光康
紙版
内容紹介
考えるシリーズ第三弾!
目次
鈴木裕子 夕顔をめぐる物語の方法
―情報の伝達者・惟光、そして右近─
熊谷義隆 正妻葵上の存在価値
─悔恨と達成、そして紫上との結婚への影響─
岡部 明日香 須磨退去の漢詩文引用
─光源氏の朱雀帝思慕からの考察─
袴田光康 光源氏の流離と天神信仰
─「須磨」・「明石」巻における道真伝承をめぐって─
今井 上 光源氏の「罪」を問う
─秘匿の意図─
秋澤 亙 二条東院
─越境の邸第としての試論─
堀 淳一 『源氏物語』若菜下巻の女楽と『とはずがたり』
─演奏されなかった「解釈」─
久下裕利 夕霧の子息たち
─姿を消した蔵人少将─
秋澤 亙/袴田光康 あとがき