知的生きかた文庫
日本人が忘れてしまった日本語の謎
「こんにちは」は「こんにちわ」ではダメなのか?
著:山口 謠司
紙版
内容紹介
日本語には3種類の文字があります。
漢字・ひらがな・カタカナ。ローマ字も含めれば4種類になります。
しかも、この3種類の文字を混在させて日本語を書く!
私たちが子どもの頃から、当たり前にすいすい書いてきた「漢字仮名交じり文」ですが、
こんな小難しいことをしている国は、日本以外にはありません。
ほかにも、なぜ同じ意味を表す言葉が沢山あるのか、なぜ外来語をすんなり受け入れるのか、
なぜ母音は5つなのか、なぜ「ん」は古代にはなかったのか、なぜ昔の仮名には濁点がないのか、
なぜ「ジとヂ」「ズとヅ」があるのか、「いろは」と「アイウエオ」の違いは?……
などなど、日本語には「なぜ?」が満載!
どうして、日本語はこんなにも特異な言葉になったのか?
「言われてみればたしかにオカシイ」「前からヘンだと思ってた」――私たちの知らなかった、日本語の謎と真相に迫ります!
目次
はじめに ■いつもつかっている日本語は謎だらけ
第1章 ■「アイウエオ」と「いろは」の不思議
第2章 ■「ひらがな」と「カタカナ」の誕生
第3章 ■「ん」はもともと日本語なのか
第4章 ■外国語ではなくなった漢字
第5章 ■「万葉仮名」とはどんな「仮名」か
第6章 ■空海は日本語の「育ての親」?
第7章 ■歌人たちが磨いた日本語の文化
第8章 ■さらに日本語の不思議と謎