王様文庫
眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話
著:由良 弥生
紙版
内容紹介
「雨はれて、月おぼろにかすむ夜――」
三島由紀夫、谷崎潤一郎も愛した怪談『雨月物語』を大胆・鮮やかに再現。
【祟り神】天皇家が700年間も恐れた怨霊『白峯』
【元祖ボーイズラブ!?】試される義兄弟の絆『菊花の契り』
【映画で有名】帰らぬ夫と待つ妻『浅茅が宿』
【不思議体験】魚に変身した画僧の物語『夢応の鯉魚』
【異形のモノ】うかつな親子が遭遇・高野山の怪『仏法僧』
【驚愕のラスト】お告げに背いた夫婦『吉備津の釜』
【ずっと一緒に…】追う女・追われる男『蛇性の婬』
【人喰い】美童に溺れた僧の猟奇的事件『青頭巾』
【予知】お金好きの武士と黄金の精霊との問答『貧富論』
……全9話
美しい言葉で綴られた中世日本の残酷な物語。
心の奥にじわりじわりと染みこむ――!
目次
巻の一
白峯(しらみね)
菊花の約(きっかのちぎり)
巻の二
浅茅が宿(あさじがやど)
夢応の鯉魚(むおうのりぎょ)
巻の三
仏法僧(ぶっぽうそう)
吉備津の釜(きびつのかま)
巻の四
蛇性の婬(じゃせいのいん)
巻の五
青頭巾(あおずきん)
貧福論(ひんぷくろん)