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単行本

渋沢栄一「生き方」を磨く

自分の強み・経験・才能は、こう生かせ

原案:渋沢 栄一
編:竹内 均

紙版

内容紹介

あなたは今、世界も注目する「日本経済の近代化」最大の功労者の珠玉の教えを手にしている。

人として生きていくうえで大切なこととは。いかにして、それを成し遂げるか。富を永続する極意とは――

時代の傑物たちに聖典として読み継がれてきた本書は、あなたの迷いを晴らし
あなたに驚きの成長と変化をもたらしてくれるだろう。

日本銀行、第一国立銀行(現、みずほ銀行)、東京海上保険(現、東京海上日動)、共同運輸(現、日本郵船)、
日本鉄道(現、東日本旅客鉄道)、東京瓦斯、東京ホテル(現、帝国ホテル)、札幌麦酒(現、サッポロビール)、
石川島造船所(現、IHI)…など約500の企業設立にかかわり、東京高等商業(現、一橋大学) など
600以上の社会事業に尽くした渋沢哲学!

経営の神様ドラッカーも大絶賛の人生を変える哲学。富貴、品格、尽きることのない幸福、友、安心…日本人の必読書。

目次

第一章 《心の持ち方》 今日この一日、どう生きるかで、人生はいくらでも変わる

 自分のための人生、どう生きるか? 
 私のしくじり、こうなるな! 自分の本領を生かす「真の立志」を
 「生涯目標」をどこに据えるか
 それぞれの生き方の終着点、そして孔子の立場は? 
 社会に出てから、絶対に後悔しない「生き方」
 自分を高める欲、心を貧しくする欲 
 地にどっしり足をつけて生きる人の迫力をまとう
 わが家、わが子孫が大切なら
 人間一生の大事をやり遂げるための基本中の基本
 結局、シングルタスクが大事
 一生尽きることのない「幸福」を手に入れる法
 ”見せかけの運”に惑わされるな
 ……ほか

第二章 《論語と算盤の両立》 信念こそ最強の”資本”である

 『論語』の生かし方・算盤のはじき方
 自己を成長させ、日々の仕事を磨く「士魂(しこん)」
 仕事の成功、人間としての成功
 迷わないためにも、この大きな「信念」にのっとって生きよ
 ……ほか


第三章 《成長》 自分の品格・器量を育てる

 人格をどう磨き、鍛え上げるか
 座禅よりも―私が勧める最も簡単な人格修養法
 人間としての「品格」を高める
 チャンスは自分の中に「磁石」をもつ人のもとに集まる
 「重要な仕事」を次々と任せられる人間
 「大常識人」だけがもつ人間的強さ、奥行きの深さ
 人生を変える「よい習慣」をつくる私流の生活哲学
 ……ほか

第四章 《人間関係》 人生を大きくしてくれる友をもて

 「益友」を一生身近にもつための知恵
 人への敬意に、将来の”交流の広さ・自分の大きさ”が表われる
 "小手先だけの交際術"より何倍も人生が広がる法
 人に好かれる資質を養う
 わざわいを避け、福を招き寄せる口のきき方
 ……ほか

第五章 《鋼の意志》 他者に勝つより己れに勝て! 百戦百勝の肚(はら)をつくる

 「生き方」しだいで”顔つき”まで変わる
 意志を鍛えれば鍛えるほど、人生は楽になる
 自分をコントロールする力「不屈の克己心」を養う法
 勇気、胆力を養う
 心をいつまでも若く、快活に保つ私の秘訣
 ……ほか

第六章 《逆境》 私はこうして試練・限界を突破してきた
 
 私が「問題解決」に使っている最良安全な方法
 本物の「逆境・試練」の克服法
 「大事」に臆せず「小事」をなめない
 禍根を残さぬよう「人を見て法説く」心くばりを
 自分をどこまで”つらぬく”か
 ……ほか

第七章 《強みを生かす》 天才や超一流の人が大切にする仕事の基本と気くばり

 私が尊敬してやまない三人の天才、その仕事術
 才略縦横―三井の大番頭、三野村利左衛門の仕事術
 神がかりの自信―鉱山王、古河市兵衛の仕事術
 豪放不羈(ふき)―天下の糸平、田中平八の仕事術 
 ……ほか

第八章 《習慣》 夢と成功を実現する最高の方法

 自分の人生、いかに楽しむか
 頭と身体のバイタリティー創出の秘訣
 自分の血となり肉となる読書法
 常に心安らかな「忙中に閑あり」の気の持ち方
 集中力をつければ、桁外れの忙しさも楽に乗り切れる!
 ……ほか

解説―現代日本の基礎をつくった渋沢の「仕事の夢、人生の夢」実現法 

渋沢栄一年譜

著者略歴

原案:渋沢 栄一
渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)
1840年現在の埼玉県深谷市の豪農に生まれる。幕末の動乱期には尊王攘夷論に傾倒、のちに一橋家に仕える。ヨーロッパ各国を視察して帰国後、大蔵省租税司、大蔵権大丞を歴任。辞職後は実業に専心し、第一国立銀行(現、みずほ銀行)の創設をはじめ、実業界の第一線から退くまで500あまりの会社の設立・経営にかかわり、日本の資本主義的経営の確立に大いに貢献した。晩年は社会・教育・文化事業に力を注ぎ、東京高等商業学校(現、一橋大学)等の設立を斡旋し、東京市養育院等の各種社会事業にも広く関係した。著書に『渋沢栄一「論語」の読み方』(三笠書房)、『孔子 人間、どこまで大きくなれるか』(三笠書房《知的生きかた文庫》)などがある。
編:竹内 均
竹内均(たけうち・ひとし)
1920年福井県に生まれる。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威。科学雑誌『Newton』の初代編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら「人生の幸福」について深く探究し、著者一流の自己実現の具体的な方法を説く。主な著訳書に『わが息子よ、君はどう生きるか』『自助論』『向上心』(以上、三笠書房)、『時間を忘れるほど面白い雑学の本』(三笠書房《知的生きかた文庫》)などがある。

ISBN:9784837928393
出版社:三笠書房
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX