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ピアノストーリーズ

著:門間雄介

紙版

内容紹介

ピアノを愛するひとたちがつないだ、前代未聞のプロジェクト!
テレビ、ラジオで話題の感動の実話が一冊の本になりました。

「ピアノをぜひ欲しいという想いを、直筆の手紙で応募してください」
山野楽器が古くなったピアノたちをリペアし、「第二の人生」を歩ませるべくスタートした『100台のピアノ物語』プロジェクト。
いただいたピアノ愛に溢れる手紙を元に、グランドピアノから電子ピアノまで、合計100台が全国へ贈られました。
本書はそれぞれの場所で生まれた、小さな奇跡の物語をみなさまにお届けします。

山野楽器の音楽教室で、長年にわたりレッスンで使用されていたピアノを捨てるのではなく、第2の人生を歩ませたい。

そんな山野政彦社長の思いに賛同した小山薫堂さん、松任谷正隆さん、小宮山雄飛さんが、BSフジの番組「東京会議」で考え出したのがこの物語の始まりです。
「ピアノをぜひ欲しい、という想いを手紙で、しかも直筆で応募してください」
そう募集したところ、400を超えるお手紙をいただき、社長自ら1通1通を読み込み、100名の方へのプレゼントが決定しました。
グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、そのすべてを磨き上げ、調律をし直して日本全国はもとより、イタリアまでも丁寧に運んだのです。
その模様はBSフジでスペシャル番組ともなり、大きな話題を呼びました。

今回の書籍は、当選された方の中から11名の方々に独自に取材し、短編小説のようにまとめた1冊です。
どの登場人物にも、素敵なストーリーがありました。
今まで多くの幸福を生んできたピアノが、第二の人生でも新しい幸福を生み出していたのです。

“ピアノは、ある人にとっては夢であり、ある人にとっては追憶であり、さらには希望でもあった。
つまりピアノを手にすることは、夢を追いかけることや、追憶をたぐりよせることや、希望とともに生きることとほとんど同義だったのだ。
だとすれば、と振りかえって思う。
ピアノと歩む人生は、なんて劇的なのだろう?“

(著者あとがきより)

ぜひご一読ください。

著者略歴

著:門間雄介
1974年、埼玉県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。ぴあ、ロッキング・オンで雑誌などの編集を手がけ、『CUT』副編集長を経て2007年に独立。その後、フリーランスとして雑誌・書籍の執筆や編集に携わる。著書に評伝『細野晴臣と彼らの時代』(文藝春秋)がある。

ISBN:9784835646732
出版社:ぴあ
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR