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アニマンラスト アニメ・マンガ・イラストの作法

著:田中 達之

紙版

内容紹介

アニメーション作家、イラストレーター、漫画家、キャラクターデザイナーといくつもの顔を持つ著者が、自身の経験を踏まえつつ、アニメ・イラスト・漫画の描き方を絵と文で綴る本。デッサンと記号化、パース・カメラアングルのとらえ方、イメージの出し方、色や照明効果の使い方、などなどを自身のノウハウで語っていく。アニメ・イラスト・漫画を描きたいと思う人をはじめ、それらエンタメ表現が好きな人にも刺激がいっぱいの書物。


目次

1, マンガ&アニメと記号表現

「デッサン力」とは何か
「マンガ絵&アニメ絵」の正体
「記号表現」の是非
「現実」の再記号化
「大友克洋」の衝撃
「リアリティの地平」
「記号表現」の限界
「デフォルメ」と「フェティシズム」

2,技術と表現

「パース」と「アイレベル」
「キャラクター定規」
「画角」の選択
「望遠」と「空間表現」
「広角」と「不安定感」
「画角」と「画面構成」

3,アニメーションとデザイン

「アイディア」と「テーマ」
「イメージボード」と「キー・イメージ」
「デザイン」と「アーキタイプ」
「絵コンテ」と「カット割り」
「意思の動き」VS「物理の動き」
「互い違い」と「ランダム」
「原画」と「動画」
「記号」を疑う
「音響」と「演出」

4,イメージとリアリティ

「イラスト」と「構図」
「照明」と「記号表現」
「照明」と「光の序列」
「固有色」と「支配色」
「風景画」と「写真トレス」
「美しい景色」と「当たり前の景色」
「イメージ」と「抽象」

5,アニメーションと作家性

「アニメーション」と「マンガ」「イラスト」の違い
「個性」と「タレント性」
「アニメーター」はなぜ「負ける」のか
「職人主義」VS「作家性」
「アニメ業界」と「初期衝動」

著者略歴

著:田中 達之
田中達之(たなか たつゆき)
1965年福岡県生まれ。アニメーション監督、イラストレーター。映画『AKIRA』の原画をはじめ、TV『ふしぎの海のナディア』イメージボード、ゲーム『リンダキューブ』キャラクターデザイン (CANNABIS名義)、OVA『永久家族 』 絵コンテ・原画など、アニメやゲーム関連で活躍してきた。
PV『Utada - FLUXIMATION 「#12 Wonder 'Bout」』監督・原画、映画『Genius Party Beyond「陶人キット」』監督・作画・美術監督のほか、近年では数多くの書籍の装画に加え、実写映画『GANTZ』の武器デザイン、Rashad HaughtonのMV『Love Like Aliens』のストーリーボード、赤い公園のMV『交信』の監督も手掛ける。

ISBN:9784835456522
出版社:復刊ドットコム
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF