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ザ・ムーン 1972-73 [完全版] 1

著:ジョージ秋山

紙版

内容紹介

鬼才・ジョージ秋山にしか描けないSFロボット漫画のカルト的傑作が、未収録ページや全扉絵などを網羅した[完全版]で復活! 哀切のラストシーンに、衝撃と感動で打ちのめされること必至!

●1970年代、「銭ゲバ」「アシュラ」などの話題作を送り出した鬼才・ジョージ秋山が、1972-73年に『週刊少年サンデー』に連載したSFロボット漫画「ザ・ムーン」。「マジンガーZ」「ゲッターロボ」など、巨大ロボットブームのさなかに放たれた本作は、異形の巨大ロボ“ザ・ムーン”と、それを操縦する9人の少年少女の活躍をスリリングに描く冒険アクションでありながら、一方で、「正義とは何か?」という、著者ならではの観念的なテーマを探求。さらに、少年漫画とは思えないあまりにもハードで哀切きわまるラストシーンは、多くの読者を衝撃で打ちのめしたと語り継がれています。 

●この、日本SF漫画史上に屹立する孤高の名作は、長らく入手困難で、熱い復刊リクエストが寄せられていましたが、このたびついに刊行実現。幻の未収録ページや、カラー扉を含む全扉絵、予告カットなどを網羅し、連載初出時のスタイルを可能な限り忠実に再現。さらに、連載時の作者コメントなどを基にした各巻の図説や、ジョージ先生最新インタビューも第3巻に収録予定というフル・スペックの[完全版]で復活!

●謎の大富豪・魔魔男爵が、アメリカの宇宙研究費に匹敵する2兆5千億円を投じて完成させたザ・ムーンは、9人の脳波に感応して頭部のランプが灯り、9つのランプが揃った時に起動。凄まじいパワーで強敵を倒します。三日月型の巨大鋼板を胸部に装着した、異形のデザイン。9人の脳波が揃わないとオーバーヒートし、号泣するかのごとく両眼からオイルを流出。反戦・平和主義で名高いフランスの文豪ロマン・ローランの言葉が最終ページに添えられるなど、人間の“業”を描き続けたジョージ秋山ゆえに、通常のロボット漫画とは一線を画するインパクトあるシーンが全編に炸裂。

●また、先行する1970年作『デロリンマン 黒船編』(復刊ドットコムより発売中)の姉妹作でもあり、ザ・ムーンの造形はもちろん、重要キャラクター“オロカメン”や、真っ黒な巨大円盤と宇宙人襲来のエピソードも共通するなど、マニアごころを深く刺激します!

ISBN:9784835456430
出版社:復刊ドットコム
判型:A5
ページ数:450ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA