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世界傑作童話シリーズ

ミリー・モリー・マンデーと ともだち

作:ジョイス・L・ブリスリー
訳:上條 由美子
絵:菊池 恭子

紙版

内容紹介

ミリー・モリー・マンデーは、ピンクと白のしまの服を着た元気な女の子。なかよしのともだちといっしょに、ブラックベリーをつみにいったり、パーティーをひらいたりして、いつもたのしくすごします。さあ、今日は何をしてあそびましょうか?イギリスの古き良き時代の田舎を舞台に、女の子の暮らしをユーモアたっぷりに描きます。長く親しまれてきた童話、『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』の姉妹作です。(全10篇)

著者略歴

作:ジョイス・L・ブリスリー
ジョイス・L・ブリスリー ジョイス・L・ブリズリー(Joyce.L.Brisley)一八九六年、イギリスのサセックス州ベクスヒルに生まれる。学校教育を認めない父親の意志で独学、存分に読んだり書いたりして子ども時代を送る。その後、雑誌、新聞などの子ども向けのページに詩やさし絵をかき、両親が別離の後は、それで生計をたてる。一九二〇年代の初め、退屈な頼まれ仕事の気晴らしに、封筒の裏にいたずら書きをする。働き着のまま一列に並んだ田舎の一家、列の端っこに丈夫な足で立っている小さな女の子。時折りその子を眺めているうちに、住んでいる家のこと、家族のこと……とお話が形づくられ、「ミリーモリー・マンデー」のシリーズが生まれた。クリスチャン・サイエンス・モニター紙に連載された後、一九二九年、一冊にまとめられて出版。幼い読者たちの求めで、次々に書きつがれ、計六冊が出される。一九七六年、死去。
訳:上條 由美子
上條由美子 ●訳者・画家紹介上條由美子(かみじょう ゆみこ)一九三二年、山梨県に生まれる。一九五五年、東京女子大学文学部心理学科卒業後、一九五九年、渡米。ニュージャージー州ラトガース大学大学院図書館学校卒業。在学中より一九六四年に帰国するまで、同州トレントン市立公共図書館児童室に勤務する。現在、YWCA千里子ども図書室代表。翻訳に、『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』『おもちゃ屋のクィロー』『クリスマスのちいさなおくりもの』『クリスマスのりんご』(以上、福音館書店)、『農場にくらして』(共訳、岩波書店)、『絵本を語る』(ブック・グローブ社)などがある。
絵:菊池 恭子
菊池恭子 菊池恭子(きくち きょうこ)一九四八年、千葉県に生まれる。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒業。雑誌「母の友」(福音館書店)で初めて童話の挿絵の仕事をする。現在、俳句に興味を持ち、「秋」同人。童話の挿絵に『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』(福音館)『ねこじゃらしの野原』『ゆうすげ村の小さな旅館』(講談社)『くんくまくんときゅんまちゃん』(あすなろ書房)『七草小屋のふしぎなわすれもの』(国土社)『クリーニングのももやまです』(理論社)などがある。

ISBN:9784834081176
出版社:福音館書店
判型:B5変
ページ数:200ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB