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福音館文庫 物語

鬼の橋

作:伊藤 遊
画:太田 大八

紙版

内容紹介

平安時代の京の都。妹を亡くし失意の日々を送る少年篁は、ある日妹が落ちた古井戸から冥界の入り口へと迷い込む。そこではすでに死んだはずの征夷大将軍坂上田村麻呂が、いまだあの世への橋を渡れないまま、鬼から都を護っていた。歴史上の人物、小野篁の少年時代を描いた第三回児童文学ファンタジー大賞受賞作、待望の文庫化。

著者略歴

作:伊藤 遊
伊藤遊 伊藤遊(いとうゆう)1959年生まれ。京都市出身。立命館大学文学部史学科卒。97年、原稿応募の「鬼の橋」で第3回児童文学ファンタジー大賞を受賞。刊行作品に『鬼の橋』(産経児童出版文化賞推薦、IBBYオナーリスト文学作品)、『えんの松原』(日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞)、『ユウキ』(日本児童文学者協会賞/以上福音館書店刊)、『つくも神』『きつね、きつね、きつねがとおる』(第17回日本絵本賞/以上ポプラ社刊)がある。札幌市在住。
画:太田 大八
太田大八 太田大八(おおただいはち)1918年大阪府生まれ。少年時代を長崎県で過ごす。43年多摩帝国美術学校図案科卒。小学館絵画賞、国際アンデルセン大賞次席、絵本にっぽん賞、赤い鳥さし絵賞、講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞などを受賞。絵本の仕事に『だいちゃんとうみ』『馬ぬすびと』『やまなしもぎ』(以上福音館書店刊)、『かさ』(文研出版刊)、『絵本玉虫厨子の物語』『ながさきくんち』『絵本西遊記』(以上童心社刊)など多数。東京都在住。

ISBN:9784834027396
出版社:福音館書店
判型:B6変
ページ数:352ページ
定価:750円(本体)
発行年月日:2012年09月
発売日:2012年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ