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万里の長城

文・絵:加古 里子
絵:常 嘉煌

紙版

内容紹介

ユーラシア大陸の東部に広大な中国があります。その中国の北部に「万里の長城」とよばれる長い長い壁がつらなっています。なぜけわしい山や暑い砂漠にこのような長い城壁を作る必要があったのでしょうか?地球の誕生、人類の進化、文化や文明の誕生、歴代王朝の変遷…。中国そして人類の歴史を「万里の長城」という歴史遺産からひもといていきます。構想30年、制作5年、加古里子の大作です。

著者略歴

文・絵:加古 里子
加古里子 加古里子(かこ さとし/Kako Satoshi) 1926年、福井県に生まれる。1948年、東京大学工学部卒業。化学会社勤務のかたわら、社会福祉運動、児童教育文化活動に従事。1973年退職後、児童行動と童戯の調査研究、絵本・紙芝居・演劇の創作をおこない、また、パキスタン、中国などで識字運動、障害児教育の指導や、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園などで幼児教育、児童指導をおこなった。著作は、「だるまちゃん」シリーズ(7冊)、『海』『地球』『宇宙』『人間』『ことばのべんきょう』(4冊セット)、『とこちゃんはどこ』『かわ』『マトリョーシカちゃん』『ゆきのひ』『あなたのいえ わたしのいえ』『はははのはなし』『地下鉄のできるまで』『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)、『からすのパンやさん』『ピラミッド』(以上、偕成社)、『伝承遊び考』(4巻、小峰書店)など多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞などを受賞。科学、文化、教育の総合研究所主宰。工学博士、技術士。
絵:常 嘉煌
常嘉煌 常 嘉煌(じょう かこう/Chang Jahuang) 1950年、中国の敦煌莫高窟で生まれる。敦煌石窟の保護に生涯をささげた父、常書鴻(国立敦煌芸術研究院名誉院長)と、画家である母、李承仙から多大な影響をうけた。7歳から水墨画と水彩画を学び、17歳から油絵を学ぶ。中国西北師範大学油画学部を卒業後、国家文物局勤務。1984年、留学のために来日、86年から2年間、東京芸術大学の平山郁夫研究室において日本画を学び、奈良法隆寺障壁画の制作に参加する。その後、シルクロード、ユーラシア大陸をスケッチ旅行する。毎年、中国と日本で個展をおこない展覧会に出品。東京大学、浙江美術学院などの研究員を経て、西北師範大学、西南大学、重慶師範大学の客員教授を務めている。1996年、敦煌現代石窟芸術プロジェクトを立ち上げて、石窟を掘り、そのなかで現代版の仏教壁画を描いている。2000年、ゴビ砂漠で1Km四方の巨大な「龍」の文字を描き、注目を集める。2004年、敦煌の断崖で岩壁画「飛天」を完成。敦煌市、嘉峪関市政府顧問。北京在住。

ISBN:9784834026528
出版社:福音館書店
判型:B4変
ページ数:64ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2011年06月
発売日:2011年06月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPC