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こどものとも世界昔ばなしの旅

しろいむすめマニ

アマゾンのいものはじまり

著:稲村哲也
絵:アントニオ・ポテイロ

紙版

内容紹介

昔、アマゾンのジャングルの村に、肌がまっ白な女の子が生まれ、マニと名づけられました。マニはみるみる大きくなりましたが、1年で死んでしまいました。その後マニは母親の夢枕に立ち、葬る場所を次々変えさせます。やがて日照りで食べ物がなくなったとき、マニを葬った場所から見たこともない木が生え出てきました。アマゾンのいも“マニオカ”の起源説話をブラジル人画家が描きます。

著者略歴

著:稲村哲也
稲村哲也 静岡県生まれ。東京大学大学院博士課程(文化人類学専攻)修了。野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)研究員、愛知県立大学文学部教授などを歴任。ラテンアメリカの先住民(特にアンデス高地のケチュア族)の他、ネパール山岳民族、モンゴル遊牧民などの調査・研究に従事。絵本の再話に『あくまのおよめさん』(共訳)『マリアとコンドル』、著書に『アンデスのリャマ飼い』(以上、福音館書店)、『リャマとアルパカ―アンデスの先住民社会と牧畜文化』(花伝社)、『ヒマラヤの環境誌』(共編著、八坂書房)などがある。
絵:アントニオ・ポテイロ
アントニオ・ポテイロ ポルトガル生まれ。幼年時にブラジルに移住し、16歳で陶工となる。1960年頃から創作陶芸を始め、1970年から絵画も始める。ブラジルの他、アメリカ、イタリア、フランス、メキシコ、日本など世界各地で展覧会に出展した。

ISBN:9784834014488
出版社:株式会社 福音館書店
ページ数:32ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:1997年11月
発売日:2024年04月03日