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こどものとも世界昔ばなしの旅

マリアとコンドル

ペルーの民話

著:稲村哲也
絵:ハイメ・ロサン
絵:ヘオルヒーナ・デ・ロサン

紙版

内容紹介

マリアが草原でリャマの番をしていると、黒い服と白いマフラーの若者が現れて、いっしょに遊ぼうといいます。若者の背中につかまって目を閉じると、マリアはいつのまにか高い崖の上に運ばれていて、若者はコンドルになっていました。コンドルはマリアにお嫁さんになれといいますが、悲しみにくれたマリアを、カエルが知恵を働かせ助けます。アンデスの民話をペルー人の画家が描きます。

著者略歴

著:稲村哲也
稲村哲也 静岡県生まれ。東京大学大学院博士課程(文化人類学専攻)修了。野外民族博物館リトルワールド(愛知県犬山市)研究員、愛知県立大学文学部教授などを歴任。ラテンアメリカの先住民(特にアンデス高地のケチュア族)の他、ネパール山岳民族、モンゴル遊牧民などの調査・研究に従事。絵本の再話に『あくまのおよめさん』(共訳)『しろいむすめマニ』、著書に『アンデスのリャマ飼い』(以上、福音館書店)、『リャマとアルパカ―アンデスの先住民社会と牧畜文化』(花伝社)、『ヒマラヤの環境誌』(共編著、八坂書房)などがある。
絵:ハイメ・ロサン
ハイメ・ロサン ペルー・クスコ市生まれ。リマ市の美術大学を卒業。1937年から1978年までペルー文化庁に所属し、リマ市大聖堂の宗教画などの文化財の修復に従事。1988年に来日し約1年間野外民族博物館リトルワールドでペルーのアシエンダ(大農園)邸宅の壁画制作に従事した。
絵:ヘオルヒーナ・デ・ロサン
ヘオルヒーナ・デ・ロサン ペルー・クスコ市生まれ。リマ市の美術大学を卒業。文化庁・ユネスコ奨学金により専科(修復技術)修了。ハイメ・ロサンと結婚。ルーベンス、レンブラントなど多くの絵画修復を手がける。1988年に夫と主に来日、野外民族博物館リトルワールドで壁画制作に従事した。

ISBN:9784834014471
出版社:株式会社 福音館書店
ページ数:32ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:1997年11月
発売日:2024年04月03日