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世界傑作童話シリーズ

ジャングルの少年

著:チボル・セケリ
訳:高杉一郎
絵:松岡達英

紙版

内容紹介

アマゾンで、定期船が難破した。命からがら川岸に避難した乗客たちに、ジャングルが立ちはだかる。途方にくれているところに現れたのは、弓矢をもった少年だった! 少年の名はクメワワ。12歳だが、七面鳥を射落とし調理をし、丸木舟を操り、船の修繕用の太いロープを作り、乗客の窮地を救ってくれるのだった……。国際語エスペラントなど多言語を話し、世界を旅した作家・学者・探検家が、まごころこめて子どもたちに贈る。

著者略歴

著:チボル・セケリ
チボル・セケリ 1912年生まれ。探検家、エスペランティスト、著作家、弁護士である。探検した地域は、アジア、アフリカ、南米全域に及ぶ。ハンガリー語とクロアチア語のほか、ドイツ語、スペイン語、英語、フランス語、エスペラント語などを話した。 世界エスペラント協会名誉会員。著書に『アコンカグア山頂の嵐』(海山社) など。 1988年逝去。
訳:高杉一郎
高杉一郎 1908年、静岡県に生まれる。東京文理科大学英文科卒業。改造社で雑誌「文藝」の編集に従事。1944年出征し、敗戦によりソ連に抑留される。 復員後、静岡大学教授、和光大学教授。著書に、『極光のかげに シベリヤ俘虜記』『征きて還りし兵の記憶』(以上岩波書店)など。児童文学の翻訳に、『町からきた少女』『トムは真夜中の庭で』(以上岩波書店)、『極北の犬トヨン』(徳間書店)、『ふしぎの国のアリス』(講談社)など多数。2008年逝去。
絵:松岡達英
松岡達英 新潟県長岡市生まれ。日本国内はもとより、東南アジア、中南米などでの取材経験を活かし、多くの自然科学絵本を執筆。『ジャングル』(岩崎書店)で児童福祉文化賞と日本科学読物賞を受賞、『震度7-新潟県中越地震を忘れない』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞を受賞。主な著書に『海辺のずかん』『ぼくのロボット恐竜探検』『自然図鑑』『冒険図鑑』『野あそびずかん』『くさはら どん』『いけの おと』『かぶとむしは どこ?』『よるになると』『いのちのひろがり』『ちきゅうがウンチだらけにならないわけ』「あまがえるりょこうしゃ」シリーズ(以上、福音館書店)、『100さいの森』(講談社)、『だんごむし そらを とぶ』(小学館)など多数。

ISBN:9784834009248
出版社:株式会社 福音館書店
ページ数:152ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:1983年03月
発売日:2024年04月03日