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なにわ塾叢書 46

人・愛・住まい

住宅産業の道を歩んで

講話:田鍋 健
編:大阪府「なにわ塾」

紙版

内容紹介

赤字累積会社をわずか10年で業界トップの企業に育てた氏が、意地をかけた再建のロマンと経営哲学、住宅産業の未来など、人間味あふれる言葉で語る。

目次

まえがき

第一回講座 自己流経営哲学の萌芽
大阪に育って
両親の早逝
北野中学から三高へ
三高ラグビー部キャプテンとして
東大から日本窒素肥料入社
挑戦窒素肥料への赴任
敗戦をむかえて
日本への命懸けの脱出
質問に答えて
家族の絆

第二回講座 運命の岐路に立つ
人間としての真価が問われるとき
責任のとり方
日本窒素肥料への復職
積水化学への転出
業界の過多競争の中で
追われるように積水ハウス産業へ
質問に答えて

第三回講座 積水ハウスの再建
背水の陣、運命共同体としての出発
代理店制から直販制へ
働きがいのある環境づくり
住宅の品質向上をめざして
自由設計の家づくり
会社再建と宅地開発の開始
休みなく続く建築素材研究
施工技術向上への努力

第四回講座 住宅産業の成長とともに
時流に乗った住宅産業
オイルショックの逆風下でトップメーカーへ
外債発行と事業多角化
ドイツでの失敗例など
街並みづくりの実践
難しい住宅産業の海外進出
身体障害者向け住宅の開発

第五回講座 私の経営哲学
大型プロジェクトへの参画
経営の根本は「人間愛」
環境問題への試み
当世立て替え事情
若いうちに持ち家を
反骨精神こそ大阪商道
人間愛につながるもの

略年譜
塾生名簿
あとがき

著者略歴

講話:田鍋 健
1912年、大阪市生まれ。第三高等学校を経て36年、東京帝国大学経済学部卒業。
日本窒素肥料(株)入社。朝鮮窒素肥料に赴任、終戦を迎える。
その後、積水化学工業(株)専務から積水ハウス産業(現・積水ハウス)社長を経て会長に就任、同社を住宅産業界のトップ企業に育てあげる。
(財)住宅生産振興財団理事長、(社)住宅生産団体連合会会長、(社)関西経済連合会常任理事など多くの要職にある。
藍綬褒章、勲二等瑞宝章受章。

ISBN:9784833901468
出版社:ブレーンセンター
判型:新書
ページ数:194ページ
定価:602円(本体)
発行年月日:1992年