なにわ塾叢書 40
商いの精神(こころ)
講話:西岡 義憲
編:大阪府「なにわ塾」
監:教育文化研究所
紙版
内容紹介
でっち奉公から一代を築いた氏が、体で覚えた船場商人の心と人生を地味あふれる言葉で語る。船場商人の心得など今に生きるノンフィクションの船場物語。
目次
まえがき
第一回講座 奉公時代
「大阪船場商人」の四つのパターン
貧農の家に生まれて
船場の店へ奉公に上がる
奉公人生活の日々
店の廃業で行商へ
警察官への転進
第二回講座 商いの原点
統制会社の常務を経て独立
あいさつと忍耐としつけ
一時間も話せばひととなりがわかる
二代目伊藤忠兵衛さんのエピソード
奉公人たちの汗が船場を支えた
第三回講座 商人の真髄
「才覚」とは創意工夫のこと
「算用」とは経営を成り立たせる勘定
「始末」とは節約、質素、倹約
大阪商人はきれいに金を使う
企業は他人の血を入れることも必要
出会いを大切にすることが宝になる
叙勲のとき、最も感動したこと
第四回講座 船場今昔
感動あってこその活性化
大阪の歴史と自由の気風
明治初期の大阪商人
大阪市の誕生
奥さんは、かつてのいとはん
“五・十払い”は月給制の産物
第五回講座 大阪商人として
人間は生涯、勉強を続ける
商人道を実践した七人の創業者
だまされてもなお「人様はみな目上」
大阪は自立志向の商人文化の町
船場商人の遊び
今度生まれ変わったら商人にはならない
略年譜
塾生名簿
あとがき
ISBN:9784833901406
。出版社:ブレーンセンター
。判型:新書
。ページ数:230ページ
。定価:602円(本体)
。発行年月日:1991年。