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なにわ塾叢書 5

音楽と私

クラシック音楽の昨日と明日

講話:朝比奈 隆
編:大阪府「なにわ塾」
監:教育文化研究所

紙版

内容紹介

関西音楽会・音楽会の重鎮として大阪フィルを育てた氏が、歩んだ道のりと音楽生活をてらいなく語る。文化論、興味深い逸話なども。

目次

まえがき

第一回講座 青春の道草をわが人生に生かす
始めるにあたって
同業者以外とのふれ合いにも努める
出遅れは長生きでとり戻す
給料の安い楽団員
私の外国語修得法
手間ひまかけた外国語は忘れない
国民性の違いを乗り越えた海外での活動
西洋音楽を理解するまではイバラの道
無風の大正デモクラシーに青年期を過ごす
祖母の勝ってくれたバイオリン
阪急を“途中下車”して退職金で酒をのむ
京大哲学科、わが友井上靖君
夢にも思わなかった職業としての音楽家

第二回講座 西洋音楽と邦楽あれこれ
クラシック音楽に今や地域性、民族性はない
深い感動とは
キリスト教が作り出す人間模様
宗教音楽でも芸能的に人を説得できる
西洋音楽にみられるカトリックの激烈さ
西洋音楽の成立にかかわるキリスト教
音楽は言葉から離れてフリーになる
西洋音楽は日本に上陸した時変化した
社会の仕組みが演奏会を変える
すぐれた日本の聴衆と演奏者
学校授業で芸術は教えられない
町に音楽がはんらんする日本
ドイツ人だからといってクラシック好きではない
聴衆さまざま
素晴らしい日本人の文化吸収力
邦楽は健在なり
邦楽器と西洋楽器のジョイントは可能か
これからどうなる邦楽会
日本音楽集団と宮城道雄
音楽の体系の違いが生み出すもの
音楽で自分をみがく
批評は即物的にして欲しい
演奏家は作品に忠実に
現代音楽ってなんだ?

第三回講座 指揮者から見た作曲家と作品論
演奏行為は再創造にあらず
理想的な演奏とは・・・・・・
現代では作曲家と演奏家は両立しない
巨匠フルトベングラーが作曲したけれど・・・・・・
作曲家の時代がだんだん遠くなる
ホールも演奏に加わる?
反応さまざまな聴衆
ショスタコービッチの本音
レパートリーを絞る
テープ録音を利用した練習
オペラには組織が要る
今、悲愴な覚悟の日本のオペラ関係者

第四回講座 感動することは生きている証し
朝比奈隆の中の信長、秀吉、家康
回り道でもわが青春に悔いなし
子供らしい生き方をさせるのが親の愛
音楽は演奏するものではなく聴くもの
生ける証しは感動だ!
一都市一オーケストラは世界の常識
音楽GNPとオーケストラの若がえり

略年譜
塾生名簿
あとがき

著者略歴

講話:朝比奈 隆
1908年東京都生まれ。1931年京都帝国大学法学部卒業、のち同大学文学部哲学科も卒業。1947年関西交響楽団を編成、常任指揮者となる。
1960年大阪フィルハーモニーを組織し、関西音楽界の指導者として今日の大阪フィルを育てるとともに、日本指揮界の重鎮としての地歩を確立。
大阪フィルの音楽総監督をはじめ関西歌劇団団長、大阪音楽大学名誉教授、日本指揮者協会会長などに就任。
2001年 逝去。

ISBN:9784833901055
出版社:ブレーンセンター
判型:新書
ページ数:258ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:1982年
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AV