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懐かしき古本屋たち

著:清水 一嘉

紙版

内容紹介

イギリス、韓国ソウル、仙台の古本屋、貸本屋の思い出、エドワード・ガーネットや牧野義雄について…。英文学者にして書物の渉猟者である著者がユーモラスな筆致で描く、本と人をめぐるとっておきの話。

目次

まえがき

第1章 イギリスの古本屋たち
イギリスの古本屋
海を越えた友情 『チャリング・クロス街八四番地』
ジョージ・ジェフリー 路上の古本屋
奇妙な出会い
魔法の国の本とジャーナリズム

第2章 ソウルの古本屋
極寒のソウルで
一枚の絵はがき
高橋新吉と李鳳九

第3章 仙台の古本屋など
青春の仙台
仙台の古本屋思い出すまま
名古屋で出した『日本古書新聞』

第4章 本と人と 作家と画家たち
ジョン・ウェインのこと
エドワード・ガーネット 現代イギリス文学を育てた生涯
霧を愛した画家 牧野義雄の生涯
ロンドン博物館と画家・牧野義雄

第5章 本とその周辺
『作家への道―イギリスの小説出版』について
『ジャック・アンド・ベティ』の世界
本の献辞の誕生
貸本屋の時代
古書カタログについて
ある書評雑誌のこと
『ブックス』の登場
集書のよろこび
受贈本について

第6章 わたしのことなど
大学の研究室
海外留学の仕方
定年は人生の通過点

初出一覧

あとがき

著者略歴

著:清水 一嘉
1938年神戸市生まれ。東北大学文学部卒業、同大学文学研究科修士課程修了。現在、愛知大学文学部名誉教授。専攻は英文学、英国文化史。
[著書]『作家への道―イギリスの小説出版』、『イギリス出版史』(ともに日本エディタースクール出版部)、『イギリスの貸本文化』(図書出版社)、『イギリス近代出版の諸相』(世界思想社)、『挿絵画家の時代―ビクトリア朝の出版文化』(大修館書店)、『自転車に乗る漱石―百年前のロンドン』(朝日新聞社、朝日選書)、『漱石とその周辺―100年前のロンドン』(松柏社)
[編著]「第一次大戦とイギリス文学―ヒロイズムの喪失』『読者の台頭と文学者―イギリス一八世紀から一九世紀へ』(ともに世界思想社)
[翻訳]ジョージ・ジェファーソン『エドワード・ガーネット伝―現代イギリス文学を育てた生涯』(日本エディタースクール出版部)

ISBN:9784833121026
出版社:風媒社
判型:4-6
ページ数:245ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年10月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK