出版社を探す

Voda 水の声

著:羽根田卓也

紙版

内容紹介

リオ五輪銅メダリストのカヌー・羽根田卓也選手初のフォトエッセー。
器械体操からカヌーに転向した子供時代のこと。日本一、いやもしかしたら世界一ストイックに競技に取り組んでいた高校時代。文化どころか言葉もわからないカヌー大国・スロバキアに高校卒業直後の18歳で単身留学し、ショックを受け、涙に暮れ、それでも折れることなくパドルを漕ぎ続けた青春の日々――。

世界の壁に何度もぶち当たりながら、リオ五輪でアジア人初の表彰台に登るまでの“獣道”を進むような歩みを振り返りました。
マイナースポーツゆえの劣等感、反骨心を糧に、カヌーの普及に人生を懸けようと努力してきたハネタクが、自身の年齢にちなんで編んだ35のエピソードは、道に迷い、人生に悩む若者、劣等感から抜け出せない人たちの背中を優しく押してくれるはず。

「カヌー徹底解剖」、「僕の旅支度」、「僕の好きなもの」、「ハネタク流美ボディートレーニング」など競技以外の素顔がちらりとのぞく読みもののほか、ラッパーであり、アイドルであり、音楽事務所のCEOを務めるなど八面六臂の活躍をしているSKY-HI氏とのスペシャル対談も収録。道なき道を切り拓いてきた者同士の熱いトークは必読です。

目次

■第1章
パリへ――/反骨のルーツ/なぜカヌーだったのか/コラム・カヌーはこんなスポーツです/兄/ミズハトモダチ/This is not our food/日本一ストイックな高校生/「マイナー」からの出発/土方歳三という生き方

■第2章
ソルカン/壁当て/毎日が晴天の霹靂/言葉の壁を越えて/涙/旅/コラム・僕の旅支度

■第3章
師/蛙のプライド/ままごと/ロンドン/救世主/リアリスト/コラム・ハネタク流 美ボディートレーニング/獣道をゆく―SPECIAL TALK―羽根田卓也×SKY-HI

■第4章
男子たるもの/「ハネタク流」は持たない/悩んでいいのは1分間/大高慢であれ/ライバルがいてこそ/「楽しむ」こと/コラム・僕の好きなもの/鬼萩は語る

■第5章
背水の陣/2016年8月9日/勝負の分かれ目/浦島太郎/東京/夜風/ハネタクヒストリー/兄のまなざし 羽根田翔太朗さん/伴走者 藤原啓太さん(ミキハウス)/盟友・ミランコーチが語るハネタク/あとがきに代えて

著者略歴

著:羽根田卓也
◆羽根田卓也(はねだ・たくや)1987年7月17日、愛知県生まれ。35歳。小学3年でカヌーを始め、杜若高を卒業後、単身スロバキアに渡る。2009年に国立コメニウス体育大学に進学し、同大学院を卒業。16年リオ五輪のカヌー・スラローム男子カナディアンシングルで銅メダルを獲得。175センチ、70キロ。ミキハウス所属。

ISBN:9784831901743
出版社:報知新聞社
判型:菊判
ページ数:144ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SP