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本願寺白熱教室

お坊さんは社会で何をするのか?

監:小林 正弥
編:藤丸 智雄

紙版

内容紹介

僧侶が社会と関わるときに直面するジレンマをめぐり、小林正弥氏が西本願寺僧侶と激論。そして7篇の多角的論考。今、最も斬新で平易な「宗教と公共性」入門書。

目次

はじめに 「公共性」と宗教について…

〇 本願寺白熱教室
    11のジレンマ                 (小林正弥・八橋大輔 監修)
一 開かれた浄土真宗
    教えを床の間に飾っておいてよいのか?             (徳永一道)
二 生と死の公共性
    宗教は津波から命を救えるのか?           (藤丸智雄・川元恵史)
三 原発の是非の倫理的問いと宗教界の声
    仏教は原発に反対声明を出すべきか?              (島薗 進)
四 宗教は他者を排除するのか?
    公共性と他者:公共性にとって他者はどのように大事な問題なのか?(川村覚文)
五 「葛藤する存在」が作り出す公共性
    欲望から公共圏の可能性を考えよう               (丘山 新)
六 ウェブに見る宗教の公共性
    浄土真宗はウェブに存在しているのか?        (雲居玄道・藤丸智雄)
七 「お寺」と地域の公共性
    なぜ、寺は潰れないのか?                   (菊川一道)
八 基礎から学ぶ「公共性と宗教」                   (小林正弥)

あとがき 公共性をめぐる仏教的対話空間

コラム
 袈裟の威力
 インド宗教の「びっくり」公共性
 前五〇〇年の奇跡
 学生の仏教珍回答!
 ネット社会の僧侶たち
 手作りのお寺

著者略歴

監:小林 正弥
1963年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、千葉大学法経学部助手・助教授、千葉大学教授、ケンブリッジ大学社会政治学部客員研究員およびセルウィン・コレッジ準フェローを経て、現在、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、千葉大学地球環境福祉研究センター長、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。専門は政治哲学、公共哲学、比較政治。マイケル・サンデル教授と交流が深く、NHKで放映された「ハーバード白熱教室」では解説も務めた。政治的なテーマに加えて、ビジネス哲学や人生哲学についての講義を各地で行っている。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
編:藤丸 智雄
1966年岡山県生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。東京大学大学院博士課程印度学仏教学専攻満期退学。2002年より教学伝道研究センター(現、浄土真宗本願寺派総合研究所)研究助手、研究員を経て、現在、浄土真宗本願寺派総合研究所副所長、岡山理科大学非常勤講師、武蔵野大学非常勤講師。専門は中国仏教。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831881779
出版社:法藏館
判型:4-6
ページ数:246ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2015年06月
発売日:2015年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB