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古墳と壁画の考古学

キトラ・高松塚古墳

著:泉 武
著:長谷川 透

紙版

内容紹介

高松塚古墳壁画発見から50年、キトラ古墳壁画発見から40年。

日本で二例しか確認されていない「壁画古墳」キトラ・高松塚古墳は、どのような技術でつくられたのか?
これまでの発掘調査を踏まえ、制作の舞台裏に迫る!

古墳ファン、考古学ファン、古代史ファン必読の書!!


【目次】
口 絵
プロローグ

第1章 西飛鳥の古墳とキトラ・高松塚古墳
(一)古墳時代最後の前方後円墳――五条野丸山古墳、梅山古墳
(二)八角墳―野口王墓古墳、牽牛子塚古墳、中尾山古墳
(三)大型方墳―小山田古墳、岩屋山古墳
(四)古墳と石室の多様性――双墓(一区画二古墳)、双室墳(一墳丘二石室)、双棺墳(一石室二石棺墳)
(五)渡来系氏族の古墳――真弓鑵子塚古墳、カヅマヤマ古墳、テラノマエ古墳、ミヅツ古墳
(六)特殊な石室――刳抜式横口式石室と組合式横口式石室
第2章 キトラ・高松塚古墳の築造技術
(一)キトラ・高松塚古墳の築造時期
(二)古墳の選地と造成
(三)石材の採取と加工
(四)石室の構築と測量技術
(五)石室の漆喰目地留め
(六)石室南の墓道と葬送
(七)墳丘の構築――版築工法
第3章 壁画の制作と技術
(一)画師(画工)と古代寺院
(二)キトラ・高松塚古墳の石室規模
(三)両古墳壁画のモチーフ
(四)キトラ古墳石室の構築と壁面の割付け
(五)高松塚古墳石室の構築と壁面の割付け
(六)壁画の下地
(七)金・銀箔の産地と製造技術
(八)顔料の種類と産地
(九)壁画の作画技術
(一〇)法隆寺金堂壁画との比較
第4章 キトラ・高松塚古墳の被葬者像
(一)副葬品にみえる被葬者の人物像
(二)皇子たちの葬地
(三)キトラ古墳の被葬者
(四)高松塚古墳の被葬者
エピローグ――本書のまとめ

参考文献
写真提供
あとがき

目次

口 絵
プロローグ

第1章 西飛鳥の古墳とキトラ・高松塚古墳
(一)古墳時代最後の前方後円墳――五条野丸山古墳、梅山古墳
(二)八角墳―野口王墓古墳、牽牛子塚古墳、中尾山古墳
(三)大型方墳―小山田古墳、岩屋山古墳
(四)古墳と石室の多様性――双墓(一区画二古墳)、双室墳(一墳丘二石室)、双棺墳(一石室二石棺墳)
(五)渡来系氏族の古墳――真弓鑵子塚古墳、カヅマヤマ古墳、テラノマエ古墳、ミヅツ古墳
(六)特殊な石室――刳抜式横口式石室と組合式横口式石室
第2章 キトラ・高松塚古墳の築造技術
(一)キトラ・高松塚古墳の築造時期
(二)古墳の選地と造成
(三)石材の採取と加工
(四)石室の構築と測量技術
(五)石室の漆喰目地留め
(六)石室南の墓道と葬送
(七)墳丘の構築――版築工法
第3章 壁画の制作と技術
(一)画師(画工)と古代寺院
(二)キトラ・高松塚古墳の石室規模
(三)両古墳壁画のモチーフ
(四)キトラ古墳石室の構築と壁面の割付け
(五)高松塚古墳石室の構築と壁面の割付け
(六)壁画の下地
(七)金・銀箔の産地と製造技術
(八)顔料の種類と産地
(九)壁画の作画技術
(一〇)法隆寺金堂壁画との比較
第4章 キトラ・高松塚古墳の被葬者像
(一)副葬品にみえる被葬者の人物像
(二)皇子たちの葬地
(三)キトラ古墳の被葬者
(四)高松塚古墳の被葬者
エピローグ――本書のまとめ

参考文献
写真提供
あとがき

著者略歴

著:泉 武
1951年、奈良県生まれ。立命館大学文学部卒業。高松塚壁画館学芸員。奈良県立橿原考古学研究所共同研究員、NPO法人沖縄伝承話資料センター会員。著書に、『キトラ・高松塚古墳の星宿図』『シマに生きる 沖縄の民俗社会と世界観』『沖縄学事始め』(いずれも同成社)などがある。
著:長谷川 透
1980年、愛知県生まれ。奈良大学大学院博士前期課程修了。独立行政法人奈良文化財研究所研究補佐員を経て、現在、明日香村教育委員会文化財課係長。著書に、『飛鳥史跡事典』(共著、吉川弘文館)、『飛鳥の考古学図録⑨ 整備された飛鳥の遺跡』(単著、明日香村)がある。

ISBN:9784831877697
出版社:法藏館
判型:4-6
ページ数:234ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月24日