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日本佛教学会叢書

仏教と日本 Ⅰ

編:日本佛教学会

紙版

内容紹介

日本における仏教とその研究は、神祇信仰や儒教、その他の中国思想、さらにはキリスト教を含む様々な文化・思想との交流のなかで展開し、「日本」的な特性を醸成してきた。日本仏教の特性とはどのようなものであるか追究し、「仏教」と「日本」との関係についての新たな知見を生み出した、日本を代表する仏教研究者たちによる最新の研究論考集。

目次

はしがき
《論 文》
日本語による仏教学への貢献と限界……藤井 淳
近代日本における「宗教」概念の受容と仏教への思想的影響――島地黙雷の思想における受容のありようを中心に……脇 崇晴
近代における「天上天下唯我独尊」の説示……西 義人
日本仏教における戒律の特異性……大谷由香
宝地房証真の禅観…・・・大松久規
中古天台口伝法門の三大部解釈……藤平寛田
日蓮教団と為政者……木村中一
長松日扇にみる日蓮宗教学史上の特異性……武田悟一
法然から親鸞へ――専修念仏思想の相承と問題点……金信昌樹
仏教の土着化として見る法然浄土教について……市川定敬
仁和寺教学圏について……堀内規之
「国風文化」期の真言密教……櫻木 潤
中世真言宗教団の構造と秩序――天竺・唐と日本……西 弥生
親鸞の「日本」観……伊東恵深
英語圏における浄土真宗――「日本的特性」によって閉ざされている普遍救済の道……マイケル・コンウェイ
《セッションコメント》
セッション№1の発表に対するコメント……田山令史
セッション№2の発表に対するコメント……加来雄之
セッション№3の発表に対するコメント……中尾良信
セッション№4の発表に対するコメント……石井公成
セッション№5の発表に対するコメント……原 愼定
セッション№6の発表に対するコメント……三木彰円
セッション№7の発表に対するコメント……苫米地誠一
セッション№8の発表に対するコメント……佐伯俊源
セッション№9の発表に対するコメント……鍋島直樹
《発表要旨》
初期曹洞宗と日本禅宗……中尾良信
日本仏教はなぜ在家主義的か?……安達俊英
「日本仏教」のはじまり――古代・中世の認識をめぐって……吉原浩人
《論 文》
即身仏に見る日本的な仏教の特性……モリス・ジョン
日本仏教に悟りはあるか?……藤本 晃

ISBN:9784831877291
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:472ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRAX