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日本仏教版画史論考

著:内田 啓一

紙版

内容紹介

仏・菩薩を板木で摺ったものを印仏という。本書では寺社の開板事情や信仰対象としての版画など、絵画史料を博捜し仏教版画の歴史上での位置づけを試みる。図版120点。

目次

序 仏教版画概要
第一章 仏教版画の種々相
  一 仏教版画の聖なる造形と納入空間の一特色
  二 短冊形と印仏の独立
  三 融通念仏縁起明徳版本の成立背景とその意図
  四 融通念仏縁起明徳版本の版画史的考察―大念仏寺本を中心に―
  五 中世に開板された版画の版木
第二章 密教図像の伝播と仏教版画
  一 宋請来版画の密教図像
  二 諸尊図像・陀羅尼等(九重守)について―西大寺本を中心に―
  三 西大寺流にみられる一尺四方の種子曼荼羅について
  四 密教と仏教版画、そして拓本
第三章 勧進と結縁、仏教版画
  一 古代の印仏と摺仏
  二 鎌倉時代の印仏と摺仏、そして勧進札  三 経典の勧進と結縁

著者略歴

著:内田 啓一
1960年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。町田市立国際版画美術館学芸員を経て、昭和女子大学人間文化学部助教授。博士(文学)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831876485
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:340ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2011年02月
発売日:2011年03月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVJ