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平安時代の寺院と民衆

著:西口 順子

紙版

内容紹介

往生伝の分析を通じ,当時の社会・民衆の死生観や寺院の果たした役割など,平安時代浄土教を解明。

目次

Ⅰ定額寺と御願寺
 ・梵釈寺と等定
 ・定額寺について
 ・平安時代初期寺院の考察―御願寺を中心に
 ・いわゆる「国衙の寺」
 ・白河御願寺小論
Ⅱ 地方霊場の登場
 ・平安初期における大和国諸寺の動向
 ・九・十世紀における地方豪族の私寺
 ・紀伊国粉河寺とその縁起
 ・磯長太子廟とその周辺
 ・無動寺蔵本「鞍馬縁起」について
Ⅲ 死と往生
 ・浄土願生者の苦悩―往生伝における奇瑞と夢告
 ・院政期の大原別所―良忍伝をめぐって
 ・往生伝の成立―三善為康の往生伝を中心に
 ・「天皇の往生」おぼえがき―堀河天皇の死をめぐって
 ・天皇の死と上皇の死―白河上皇を中心に
 ・承元二年多武峰大織冠像焼失をめぐって 
 初出一覧
 あとがき
 索引

著者略歴

著:西口 順子
西口 順子 (ニシグチ ジュンコ) 1936年京都市に生まれる。1959年京都女子大学文学部卒業。現在、相愛大学教授。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831874610
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:416ページ
定価:8700円(本体)
発行年月日:2004年09月
発売日:2004年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVS