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フィールドとしての宗教体験

著:島田 裕巳

紙版

内容紹介

神に出会うことがなくても,奇蹟を直接体験しなくても,僕らは宗教的世界を生きている。医療宗教学に光を当て,演劇空間を考察し,宗教学者の生を洗い直す。物語としての宗教の刺激的論考。

目次

Ⅰ 物語としての宗教
 こころとからだをどう救済するか―医療宗教学への道
 物語としての宗教―象徴の機能する場
Ⅱ 宗教学者は何を体験したか
 方法としてのイニシエーション―科学の視点の相対化のために
 自己の死を見つめる―岸本宗教学の誕生
 ビヨンドの思想―聖と俗のかなた
Ⅲ 私自身の物語
 イニシエーションと体験
 閉ざされたユートピア
 コミューンの現在
あとがき

著者略歴

著:島田 裕巳
島田 裕巳 (シマダ ヒロミ) 1953年東京生まれ。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、放送教育開発センター助教授、日本女子大学文学部教授を経て、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員。文筆家。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831871749
出版社:法藏館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:2136円(本体)
発行年月日:1989年