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折口信夫の戦後天皇論

著:中村 生雄

紙版

内容紹介

折口信夫が敗戦後の日本人の精神的支柱として求めた神道宗教化の深層の動機を,その古代学と関連して論じた画期的論考。柳田国男との比較を含む,今谷明氏(朝日新聞)ほか絶賛の労作。

目次

第Ⅰ部 折口信夫の戦後天皇論
 1 「女帝考」はなぜ書かれたか
 2 日本神道の〈対抗宗教改革〉プラン
第Ⅱ部 折口古代学の基礎理論
 1 神と精霊の対立というパラダイム
 2 〈神〉観念と〈性〉のメタファー
第Ⅲ部 折口信夫と柳田国男
 1 『古代研究』の成立まで
 2 〈新国学〉の戦前と戦後
第Ⅳ部 終章
 いま折口信夫をどう読むか

あとがき
初出一覧

著者略歴

著:中村 生雄
1946年、静岡県生まれ。京都大学文学部(宗教学専攻)卒業、法政大学大学院修士課程(日本文学専攻)修了。 現在、静岡県立大学国際関係学部教授。専攻、日本思想・比較宗教。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831871381
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:264ページ
定価:3689円(本体)
発行年月日:1995年